全世界38億人の女性たちの新必読文献!
読めば必ず話したくなる!
「NASAが宇宙人に送った人間の絵には、女性器がなかった! 」
「魔女裁判の証拠とされたのは、『奇妙な乳首』?」
「『眠れる森の美女』は生理の話?」
生理・女性器・クリトリス・女性のオーガズムについて、多くの学術研究を引用しながら知られざる事実を紹介していきます。
味わい深い絵とユーモアを交え、風刺のきいたコミックス。
「もっと早くに知りたかった! 」そんな事実ばかり。
歴史を振り返ると(いえ現代においても)、男性中心主義と流布された非科学的な思い込みで、女性の性と生がいかに抑圧され、歪められてきたのか。
女性の身体について、肩の力が抜けて、もっと軽やかに考えられる、そんな本です。
また、内容はもちろんのこと、ブラックで強烈な和訳がわかりやすく、リズムを持ってすっと内容が入ってきます。
女性の身体をめぐる支配から、解放されたい!
●目次●
女性器に興味を持ちすぎた男たち
女性器のタブー
女性のオーガズム
イブたちの声
生理のタブー
●著者について●
作:リーヴ・ストロームクヴィスト(Liv Strömquist)
1978 年生まれ。スウェーデンの女性漫画家。コミック雑誌『Galgo』等で連載を持つ。 子どものころから漫画を描き、大学で政治学を学んだ後に、イラストと研究、ポップカルチャーをミックスした作品を制作し始める。ライオット・ガール・ムーヴメントのDIY 精神に影響をうけ、2004 年頃から友人たちとジン(自主制作の出版物)を作り始めて人気を博す。 他の作品に、恋愛関係における男女の非対称性を分析した『チャールズ皇太子の気持ち(Prins Charles Känsla)』(2010 年)、経済的不平等をとりあげた『栄華と凋落(Uppgång & Fall)』(2016 年)、ダメな夫や恋人を持つ有名人女性を分析する『アイム・エブリ・ウーマン※スウェーデン語タイトル=アインシュタインの新妻(Einsteins nya fru)』(2018年)などがある。 2012 年、スウェーデンでもっとも優れた漫画家に与えられる「アダムソン賞」、2013 年には新聞雑誌のイラストレーターに与えられるスウェーデンの賞「EWK 賞」を受賞。
訳者:相川千尋(Chihiro Aikawa)
1982年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了。仏和辞典編集を経てフランス語翻訳者に。共訳にトマ・ピケティ『格差と再分配──20世紀フランスの資本』(2016年、早川書房)、ジュリア・カジェ『なぜネット社会ほど権力の暴走を招くのか』(2015年、徳間書店)。