厚生労働省で認可された月経カップです。半永久的に使用でき、一切ゴミを出さないでいい環境にやさしく、そしてもちろん体にも安全です。
使い方はとてもシンプルですが、最初は練習が必要かもしれません。正しい方角(膣は膣口から子宮口まで背中にむかって斜めに向かっています)に、入れ、しっかりと子宮口を包むようにして入れる。
膣に何かを挿入することになれていないとはじめは違和感があるかもしれませんが、数回の練習で、簡単に使えるようになります。
素材や医療用レベルの柔らかいシリコンです。まず人差し指と親指でギュッ!とカップを指で押して平らにして、そこからさらに上から見たときに「U」字の形になるように縦半分に折り曲げるとコンパクトになります。こうすることでスムーズに膣に入れられます。乾いた状態での挿入は難しいので、膣が乾いているときは水溶性ローションをお使いください。
経血の量は人によりますが、基本的には「多く」見える人でも、カップから漏れることはありません。清潔をたもつために2~3回の交換をおすすめしますが、最大12時間、使用し続けても問題ありません。長時間トイレに行けない時には本当に助かります。また、化学処理された生理用品でかぶれを起こしやすい方にも安心してご利用いただけます。 また、最大の難関は「取り外し」です。月経カップが子宮口にぴったりすいついている時は、空気圧で簡単には外れにくくなっています。
まず、シリコンのヒモ部分を辿ってカップの底部分を探します。軽く、底をつまんで空気を押しだし、シールのように密着しているカップと膣の間にすきまをつくります。カップと膣の間に指を入れ、カップの底を持ち、ゆっくりと取り出します。
ときおり、外れない! という方もいらっしゃいますが、そういう時もパニックにならずに、落ち着いて、一息ついて、膣の力を抜いて、ゆっくりと膣のカーブにそって取り外してください。
指で触れない位置にカップがある場合や、手でうまく取り出せなかった場合は、トイレに座り、排便をするときのように下腹部に力を入れ、力むようにしてください。
筋肉の動きにあわせ、カップが下に降りてくるような感覚がわかるとおもいます。その時指でカップを取り出してください。
※シリコンのヒモ部分は取り出す時に「ひっぱる」ための部分ではなく、カップの底を見つけるためのガイドです。取り出す際はカップの底部分をお持ちください。
メーカーは一日2~3回の交換を推奨していますが、正直、外出時にいちいち外に出して、洗って、再度入れる、作業は現実的ではないように思います。朝出かける時にいれ、夜帰宅してから外しても、衛生的にも、また二日目の量でも問題ありませんでした。外出先でどのように外すか、洗うかといった問題も、これから考えていきたいテーマです。皆さんのご意見も、ぜひ聞かせてください。
全種類、スクーンカップ用オリジナルポーチがついています。デザインは残念ながら選べません。使用方法については、図解入りの付属説明書にも詳しくありますが、詳しくはこちらの
「使用ガイドQ&A」をご覧ください。
Hopeは、生理中のどんよりした気持ちを元気づけてくれるような、優しいピンク!
☆サイズの選び方☆
商品パッケージの説明にはご出産を経験されたかたはLサイズと書かれていますが、初めて月経カップをお使いになる方はSサイズがオススメです。
ご出産を経験されている、また、月経カップが初めてではない場合はLサイズをお選びください。
※使用上の注意
【使用前】
子宮内避妊具(IUD)を使用している場合は、本品の使用について医師に相談してください。
分泌物(おりもの)に異臭がある人は、本品の使用について医師に相談して下さい。
【使用中】
経血量に関係なく、長くても最大12時間ごとに本品を取り出し、洗って下さい。少なくとも1日に2回から3回は容器を空にし、十分にきれいにして下さい。
性交前には本品を取り外して下さい。
本品は、避妊具ではありませんので、STD(性感染症)や妊娠を防止することはできません。
膣内や膣口に痛みやかゆみがある場合や、排尿時に不快感がある場合は、使用を中止し医師に相談して下さい。
これまで本品によってトキシックショック症候群(Toxic Shock Syndrome:TSS)が発生した事例はありませんが、体調・体質によっては、発症の可能性があることも考えられます。下記のような症状が発生した場合、直ちにカップの使用を中止し、取り除き、この添付文書を持って産婦人科など専門医を受診して下さい。
●トキシックショック症候群(Toxic Shock Syndrome:TSS)
症状:急な発熱、発疹、血圧低下、倦怠感、嘔吐、下痢、粘膜充血など
【使用後】
万一、取り出せなくなった時は、すぐに産婦人科などで取り出してもらって下さい。