スタイリッシュで、ポップで最高にクール!
ニューヨークで活動するフェミニストたちがはじめた、女性のためのフェムテックブランド「Unbound」が手がけるトーイが届きました!
Unboundは、ニューヨークの小さなアパートではじまり、近年アメリカの女性たちの間で大注目のブランド。
もともとは、ラブピのように世界中のセクシュアルグッズを厳選したECショップでした。
CEOのポーリー・ロドリゲスがUnboundを立ち上げたきっかけは、彼女自身の経験から。ガンの治療の結果、妊娠できなくなった自分のためにトーイを購入しようとしたところ、いわゆるセックスショップで販売されている製品の多くが男性目線のグロテスクでいかがわしいものばかり。
女性やノンバイナリーのためのセクシュアルグッズもショップもあまりに少ない状況に業を煮やして、2014年、Unboundをスタートしました。
そのUnboundが今回ローンチしたのが、ブランドオリジナルのトーイシリーズです。
全部で5種類のプロダクトは、長年ハイセンスなセクシュアルグッズを目利きし、女性たちのリアルな声に耳を傾け続けてきたブランドだけに、それぞれ独創的なアイディアでユニーク!
メーカー出発のブランドではないし、実用性や性能はどうなのかしら?という疑問も実際に手に取ってみると、一瞬で吹き飛びました。
「Palma」は指輪型のハイテクトーイ。センター部分は、カッティングにこだわった存在感のあるデザインです。
センター部分は縦/横と角度を調整することも可能で、着ける向きによって表情が変化。その日のファッションや気分によってお好みの角度でお楽しみいただけます。
このPalma、エッジの効いたファッションアイテムとしても十分目を引くのですが、実は、指輪そのものがバイブレーター!!
3段階の振動強弱+2つのカスタマイズ可能な振動モードを備え、トーイ業界の最新鋭のハイテク技術を搭載しています。
一体このシンプルで小さなトーイのどこに、そんな技術が・・・?!
背面のUnboundのロゴマークが記載されたボタンがスイッチです。
まず、スイッチを入れて驚いたのがその静かさ。トーイを持つ手に直接伝わる振動で動いていることはわかるのですが、音だけでは動作していることが全くわかりません。
振動レベル弱からスタートしているので、レベルを上げていったらさすがにもう少し気になるだろう、と、弱→中→強と3段階目のマックスに達しても、本当に動作しているんだよね・・・・?!というレベル。机の下や衣服の下、布団の下だと音もこもってわかりにくくなるものですが、そんなことをせずとも、Palmaを着けた手を机の上にドン!と置いた状態で両隣のスタッフに「いまこれ動作中なんだよ?」と言うと「えっ!本当?!?!気づかなかった・・・!!!!」という反応が。
静かで控えめ音、というより、気づかないというレベルの動作音量です。
大きさがあるトーイやシリコンで覆われたトーイは素材が防音の役割をするのですが、小型のトーイで、なおかつこのような硬質な素材だと通常は振動がダイレクトに響いて聞こえやすい。
例えば、昔から定番のコードでつながったタイプのいわゆるローターなど使ったことがある方は思い浮かべていただくとわかりやすいかもしれません。
さらに振動の質も素晴らしい!
振動には、ドドド・・・とお腹に響くような重低音系の振動や、しびれるようにくすぐったい高音系の振動など各社の特徴が出るものですが、Palmaはまるで一つの生き物かのように、やさしくうねるように、疼くように、なめらかにバイブレーションするのです。
その振動の特徴を大きくいかしたのが、3段階の振動強弱の次に登場するふたつのカスタマイズモードです。
そのひとつ、フリー振動では装着した状態で手の向きを変えたり角度を変える手の動作に連動して、振動の強さがなめらかに変化します。
そしてもうひとつ、クリエイト振動では、表面をトントンッ!とタップするとタップのリズムを記憶してループ再生!自分がタップした動作を見事にPalmaが再現してくれるのですが、ぎこちなさが全くなくて、自分の動作がそのままリフレクトされているような感覚・・・・!
単にタップに反応する、というだけでなく、タップした時の感覚の再現性の高さに驚きです。
充電方法にもこだわりがあります。
充電ポッドに設置すると本体が充電されるのですが、この充電ポット自体にも蓄電機能があり、あらかじめポッドを充電しておけば電源に繋がなくても5回分充電することができます。
Unboundらしいデザイン性の高いパッケージに、ブランドオリジナルのトイサックもついてきて、プレジャートーイとしての遊び心も忘れていません。
Unboundのトーイで、自分の性と生と、いまよりもっと仲良くなっちゃいましょう!
■サイズの測り方
1.紙や紐などを用意し指に巻き付けます。紙、または紐が重なる部分に印をつけます
2.定規で先ほど印をつけた箇所を計測します。
3.表で指のサイズを確認します
■メディア掲載情報
2022年 「Numero」 9月号