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2013.06.07 過去と向き合って、行動する力をくれそうな映画!

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こんにちは。スタッフのエマです。 今日は週末にピッタリの映画をご紹介します! それがこちら。 池谷薫監督の、『延安の娘』 と 『蟻の兵隊』 です。 『延安の娘』は文化大革命の時代に、自分を捨てた元紅衛兵の両親を探す女性の物語。 http://en-an.com/ 『蟻の兵隊』は、軍の指令を受け終戦後も中国に残留し内戦を戦ったものの、長い抑留生活を経て帰国すると待っていたのは「逃亡兵」という扱いだった・・・という経験を受けた、奥村和一さんの戦いを追った作品です。 http://arinoheitai.com/index.html 私がこの作品を観たのは数年前ですが、特に『蟻の兵隊』は強烈でした。 奥村さんは真相を解明するために中国に向かい、封印していた記憶がよみがえるんですね。 「終戦後も中国で戦わされた」点では“完全な被害者”だった奥村さんの、そうでない過去があかされたり・・・。 ネタバレになってしまうといけないのであまり詳しくは語れないのですが、 かつての上官と対面し会話したとき、 温厚そうな奥村さんが”日本兵”の顔に戻った!?っていう瞬間があって、それがすごく印象的でした 何十年たっても、戦争(軍隊)の経験はどれだけ人に影響を与えるのか・・・ すごくいろんなことを考えさせられる映画でした。 なんと、上記2作品。 監督の新作『先祖になる』とあわせて、 明日6/8(土)より、ポレポレ東中野にて特集上映がされるんです! ポレポレ東中野:http://www.mmjp.or.jp/pole2/ 初日には監督のトークショーもあるとか。 これは観に行くしかないですね! 「過去を忘れ、何事もなかったかのように平然と開き直る風潮がこの国に蔓延するいま、ひたむきに過去と向き合い、懸 命に生きる人間を描いた『延安の娘』『蟻の兵隊』『先祖になる』をもう一度ご覧いただきたい。」 (監督のFacebookより引用。) 5月16日のブログでスタッフ・モコさんも言っていますが、 「思考停止をしては、図々しい男を容認しているも同じ。」だし、 声をあげなければ状況は変わっていかないんですよね。 こんな時だからこそ。 過去に目をそらさず、過去と向き合いたい。 そして声を上げていきたい。 勇気をくれそうなこの作品、オススメです!

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