今月から、最新施術や関口先生のおすすめ施術について、レポートしていきます。
関口先生:当院では、膣の様々な症状に応じて、5パターンの施術、トレーニングがあります。ゆるい、なんらかの自覚症状がある方、ほぼ全てカバー出来ます。
今回、ご紹介するのは、施術の前に、あなたの今の膣圧を測定してみて、状態を見ましょう、という「膣圧計」についてです。
その名も、「?世界初の測定・バイオフィードバック・トレーニング兼用のケーゲルエクササイザー?MizCure」!
実物を見せて頂くと……
手の平サイズの、プラスティックのキレイな機械。
関口先生:うちのクリニックでも実際、使っています。
これが出る前は、もっと高価で、機能も操作しづらい、医療用機器で測定していました。これは、簡易版なのに、実力派です。
しかもこれ、もう商品化してクリニックでも売っていますよ。
ちょっと値段が高いんですけどね。約10万円。
では、早速、使ってみましょう!
スイッチを入れると、ガイダンスが流れます。
「膣圧と持続時間の測定を行います」
「正しい測定結果を得るために、音声ガイダンスに従って、膣をめいっぱい締めて、出来るだけ長く、締めて下さい」
「測定中は、お尻の穴と膣と尿道を胃の方に吸い上げるイメージで行って下さい」
膣に入れる部分は細めのバイブのよう。かわいい!
そのバイブ状の部分を、奥まで入れて、入れて、締めていく感じで使用。(ここでは、関口先生が手で握ってデモンストレーション)
「締めて下さい」
「測定が終了しました」
膣圧測定以外にも、もう一つ、トレーニングの機能も。膣トレマシーンてことですね。
「骨盤底筋のハイレベルトレーニングをスタートします」
「音声ガイダンスに従って膣を締める、緩めるを繰り返し行って下さい」
……以下、音声に合わせてトレーニングを続けます。
関口先生: これだと、約29cmH2Oの9秒だね。 数値としては、20~30H2Oは越えたい。でも、いくら膣圧が高くても、症状によるからね。症状がある人は、治療の必要があります。 自覚症状が無ければ、膣圧が低くても問題ないとも言えますが。 こんな気軽な機械が出来たので、健康診断の一貫で、自分の膣圧を知っておこう、っていうの、いいかもね。気軽にね。
女性の骨盤って、調子が良いときと悪いときがあるので、日によっても違うんですけどね。しっかり締まるときと、そうでは無いときがありますからね。
身長とか体重みたいに、正確に、正常値を知っていなくても、いいとも言えますけど(笑)。機械によっても、多少、差があるので。でも、自分の膣圧を知りたい人はクリニックで計れるので、是非試してみて下さいね。
あと、気軽に出来ていいのは、膣に、自分で指を2本入れて、ピースのような形で開く。それを、ぎゅっと膣圧で締めて、力を入れていないピースの指が締まれば、オックスフォードスケール3。少し力を入れているピースの指が、膣圧で締まれば、オックスフォードスケール4でほぼ正常です。
オックスフォードスケールは、オックスフォード大学が使用したので、こういう名前になっています。中にいれた指を閉じられないとオックスフォードスケール2となり、骨盤底筋がかなり弱っています。
結構、レベル高いんですね。難しそう。膣圧って、だいたい、そんなに強いんでしょうか?
関口先生:個体差もあるしね。
また、東洋人は、欧米人よりは一般的には、強いといわれています。
人種もあるし、一般的にお膳の生活でしょ。立ち上がったり、座ったり、下半身の力がつく生活。肥満も少ないし、骨盤臓器脱とか、頻尿とか、尿漏れに関しては、症状自体も少ない。
ちなみに、この機械でも指でもいいですが、膣の収縮していることを、機械の数字であったり、指の感覚であったりなど、膣の収縮とは別の方法で、表示するのをバイオフィードバック法って言います。見える化する、数値化するのって、やっぱり良いですよ。
見える化すると、効果が高いということは、いろいろな研究でわかっています。普通にトレーニングだけするより、効果は上がる。
ひとつの膣トレグッズ、日常的に楽しくやるものとして、良いと思いますよ。
9万5千円ですが(笑)。
うちのクリニックでも販売していますが、本当は、ラブピースクラブでも販売したら良いんじゃない(笑)?