こんにちは。みなさん、夏休み、満喫してますか?
デバ子はまだとれていないんですけど、9月に入ったら海外に脱出しようと思ってます。なんかずっと日本にいると息苦しいっていうか、逃げ出したい気持ちになっちゃうんですよねー。日本人は親切、日本は清潔、安全と言われてるのになぜなのかな、と自分でも思っていたんですが、練馬区健康推進課が出した「『キレイ』は、素敵。健康は、『無敵』。」っていう狂った名前の冊子を見て、これだーっ!!こういう狂った発想が身の回りにあふれてるから息苦しいんだよ!って、叫んじゃいました。思わず航空券の予約をポチっとしてしまいましたよ。
ピンクと水色を基調にした典型的“ダサピンク”(男が考える、女ってこんな物が好きだろ、という発想に基づいてつくられた残念なもの。ピンクとか恋愛、キラキラが多様されていることが多いですね)な冊子、表紙にはこんな風に書かれてます。
「女子はいくつになってもキレイでありたいと願うもの」
???・・・そうなんですか?女だからキレイでいたい、なんて誰が言っているんでしょうか。そう思っている人もいるんでしょうが、こんな風に、女子って雑多にくくらないでほしい。化粧品やお洋服をたくさん掲載している女性誌がそう煽るならまだしも、お役所がこんなこと言い切っちゃっていいんですかね。デバ子はむしろ、女だから化粧しなきゃならない、ストッキングやハイヒールを履かなきゃならない、って社会的抑圧の方が役所が取り組むべき大きな問題だと思うんですけど。
そして、こうも言ってる。
「2階くらいなら階段を使う たくさん食べたら、次の食事をちょっと工夫・・・ まいにちの“ちょっと”の気遣いからキレイが生まれる。だからキレイなひとは、より素敵に見えるのだと思います。そしてキレイを追求していくと、そこには健康があります。」
まあ、健康推進課のプロジェクトだから、女に健康になってもらって、医療費を抑制っていうのが最終的にはあるんでしょうけど、なんで女をターゲットにすると突然、先に「キレイ」が出てくるんでしょうね。なんか読み進めるうちに、徒労感で、肌がシワシワになったような・・・。健康やキレイとは真逆の気持ちになっちゃいました。
だって、2階くらいなら階段を、食べ過ぎたら次の食事で調整、って、主に、メタボのオッサンの方が気をつけるべきことでしょ。日本の医療財政を圧迫しているのも、女性以上にメタボのオッサンだと思うけどなぁ。「恋するように健康をかんがえてほしい」って、女に言うより男をターゲットに言うべきことだと思うわ。
極め付けは「自分を気遣える女子は素敵で無敵なできる女子、だと思います」の言葉。
いやぁ、なんか安倍さんや社会にずーっと「キラキラ輝く女性になれ」って言われ続けているせいか、男や子どもに親、会社の面倒を見た上に、自分のケアも頑張って、医療のお世話にならない存在になれってか?!と被害妄想のような考えしか浮かびません。
むしろこのようなプロジェクトはオッサン向けに展開してほしい。
「男子はいくつになってもカッコ良くありたいと思うもの。2階くらいなら階段を、食べ過ぎたら次の食事を一工夫。毎日のちょっとの気遣いから“かっこいい”は生まれる。 家族や女性、自分を気遣える男子はできる男子です♪」って。
すごい納得のいくキャンペーンな気がするんですが。
恋ならぬ不倫するように健康のことを考えて欲しいから「健倫7(ナナ)係プロジェクト」とでも名付けましょうか。そしたらオジサマも本気になって健康のこと考えてくれますかね?