JK(女子高生)ビジネスがとどまることをしりません。
警視庁が労働基準法違反の疑いで秋葉原にあるJK作業所の経営者らを逮捕、そこでアルバイトをしていた女子高生を補導しました。
JK作業所って、折り鶴を折ったり本を読んだりしている女の子をガラス越しにじっと見ることができるお店らしいです。
客は座って作業する女の子の下着をみたり、別料金を払って女の子と2人きりでお話をしたりすることを目的としてお店にけっこうなお金を払うわけです。
毎回毎回、このJKビジネスがニュースになるたびに憤りを感じるのが、そこでアルバイトする女子高生は補導されて、そこでカネを払って女子高生を買っていた男は一切処罰されないこと。これ、おかしくないですか??
話題になるのは、風営法や労働基準法など法をかいくぐろうとする巧妙なビジネス形態と、そこでバイトをする女子高生のことだけ。
なぜ女子高生はパンツを見せるのか?アルバイト感覚なのか?繰り返し提示されるのは、売る側の女子高生の生態について。いやいやデバ子は、なんで男たちが女子高生のパンツを見るだけなんて、マヌケな店に行くのかのほうが疑問だよ!
実際に作業所に行った男たちのインタビューもテレビでやっていたのですが、「まぁ人助けですかね」「あ~罪悪感はないですね~」と、顔はうつっていませんでしたが、男たちのニヤニヤが伝わってくるような口ぶりでした。本当に悪いことをしていると思ってないなら、顔出しで答えてほしいもんです。
今年2月に愛知県は全国で初めてJKビジネスを全面禁止する青少年保護育成条例改正案を議会に提出しましたが、ここでもやはり主眼は女子高生の性的被害を未然に防ぐというもの。業者への罰則はあるものの、買う側への言及はありません。
戦後できた売春防止法も、「売春を防止する」という法律の名前からもわかるように、社会風俗を乱すとして、売る女性の側を対象としたものです。最近では、「売買春」とか「買春」とか買う側の存在も指摘されていますが、あくまで、主眼は売る側の女性を守る、または社会風俗を守るための法律なんですよね。
なんか、そのあたりの脈々と続く非対称ぶりが日本が人身売買大国である理由な気がします。
性的に搾取される女子高生は「守るため」ということで補導されて、買う側の男は野放し。
きっと男たちは首を長くして、次のJK○○ができるのを待っていることでしょう。何のリスクもないんですから。これではいつまでたっても業者と警察のいたちごっこは終わらないと思うのですが・・。