久しぶりに濃密な性的雰囲気になった晩秋の夜。
ごはん食べて
適度に酒飲んで
軽い感じで始まったスキンシップがエスカレート
乳首も立ちまんこも濡れて来たし、
ああエッチな下着を着けてきて良かったわと安堵して。
よっしゃやったるか!と気合も十分。
ところが、
この夜、
わたしは、
パンツを脱がないで帰って来た。
驚の愕!
自分に驚愕!
薄々気づいていたが、
どうやら圧倒的に男とセックスしたくないみたい昨今。
ふとした瞬間にオスのフェロモンでムラムラ来るし、
その男とのエッローいエロエロ妄想で興奮するし、
普段から有事の際への備えもしている。
でも、
リアルに、
男性と、
粘膜レベルのコミュニケーションがしたくなーい!
思い当たる節があって。
男という存在が理解し難くて。
(前号参照)
それが大きな原因だ。
なーんでそんなに偉そうかなぁ
なーんでそんなに上から目線かなぁ
なーんでそんなに説教したがるかなぁ
なーんでそんなに優劣つけたがるかなぁ
なーんでそんなに気遣い無いかなぁ
なーんでそんなに優しくないかなぁ
なーんでそんなにオレオレオラオラなのかなぁ
なーんでそんなにチャイルディッシュなのかなぁ
なーんでそんなにクサいかなぁ
なーんでそんなに男であることにしがみついているのかなぁ
社会生活の場、公共施設の場など生活の中でとみにそう感じていて。
ああ政治の世界は言わずもがな。
男に失望し、
男そもそもが嫌いになっている。
期待していたから失望したんだな。
だって、
わたしの周りの男、もちょっとまともだったよ。
ヤバいなぁ。
相手の男に申し訳無い限り。
悪い男じゃないだけに、
ある意味わたしのワガママで。
でも、男全般に対する嫌悪が出てしまったからなぁ。
まさかこうなるとは。
今この原稿を書いているコーヒーショップ。
隣の席に、オッさんが居眠りしている。
食べ散らかした皿をそのままに昼から居眠りする姿がもう美しくない。
ああ、お願い。
その臭そうな足、こっちに投げ出さないでね。
その脂ぎった頭、こっちに倒さないでね。
汚らしいから。
震える。
わたしがパンツ脱がなかったの、
このオッさんにも責任の一端はあるのだよ。
はぁ、
美しいちんこを持っている、
美しく優しい男と、
蕩けるセックスしたいなぁ。
夢と化すのか?
化してしまうのか?
かわいらしい雰囲気のタイトルと裏腹に、
結構落ち込んでいるわたしなのだ。