【濡れる3題】
東方神起のコンサートで、
セクシーなユノとチャンミンを見て濡れる、これも自然の摂理。
いや、濡れるどころか妊娠したんじゃないかと思うくらい疼く。
先日タイで行われた東方神起のコンサートに行った。
海外でのコンサートは、日本のそれとは違った演出で、兵役を済ませたアダルトな東方神起をたっぷり魅せてくれる。
これが爪の先まで、吐息の果てまでセクシーでセクシーで!
スタンディングのアリーナで見ていたわたし、瞬きも叶わず息を飲み、手が届きそうな距離にいるふたりに釘付け。
身体の中で音が響いたとき、
わたしの内太ももから何かがつーっと伝わって落ちた。
熱気溢れる会場で、
わたしから熱が溢れでた。
活字も濡れますわな。
たまたまおもしろいと言われて読んだ、
柚木麻子さんの『その手をにぎりたい』では濡れた。
寿司屋のカウンターを挟んで向こうから手渡しされるお寿司、から欲情するさまが不意打ちながら秀逸で。
魚のしっとり感、職人の手の冷たさから呼び起こされる、セックスの熱。
食はエロい。
そして、想像は、エロい。
想像できる能力を与えてくれた神に感謝したい。
テレビディレクターのとき、
長時間の生放送を担当し、
暗くモニターがたくさんある副調整室で責任者として番組を送り出していた。
この生放送がまた濡れて。
そもそも生放送は、
台本とおりに打ち合わせとおりに行かないことばかり。
MCが何を言い出すかわからないわ、
緊急速報が飛び込んでくるわ、
事故がないように細心の注意を払ってオンエアに臨むものの、常にトラブルに見舞われる。
そんなトラブルをどう乗り切るか、
どうやって機転を利かせピンチを乗り越えるか、
これが興奮モノで。
この時の興奮が忘れられなくてずっとディレクターを続けていたもんで。
とある日、
はなからMCが段取りめちゃくちゃで、
地震速報が入ったり、
何かの判決が出て急にカットインしたり、
スポンサー絡みのネタが入らない?すわ始末書か!
など手に汗かきすぎて台本ヨレヨレになった…
1時間半生放送終えて、顔は火照り身体はアツく、
わたしめちゃくちゃ濡れていた。
「今日のオンエアすごかったねぇ」
『スリリングでしたね。グッタリじゃないですか?』
「いやね、びっくりしたんだけれど、めっちゃ濡れていてさー」
『え、、、(引き潮)あの、尿取りパット用意しますか?ハル⚫️ケア買ってきますか?』
「いえ、、結構デス、、、」
、
、
、
落ち込んだ。
あれはエッチな濡れだよ、
そうなんだよ、、、
間違いないよぉ、、、
なんとも濡れ落ち葉なわたしだった。