「お前のことを大切にしたいからセックスはしない」と裸になってから言われた、
というのが前回書いたわたしの初体験未遂。
これをキッカケに女友達と初体験話久々。
「ひとつ上の先輩とだったんだけれど。
いやー、入らなくてねーか。彼のちんこはバッキバキなのに悪いなーと思っても、濡れないわ狭いわ、無理して入れたら痛くて泣いたわ。」
「当時付き合っていた同級生と。お互いガッチガチに緊張しての初セックスだったから、ロボットの交尾みたいだったよ。気持ちいいって何のことですかー?状態。」
「幼馴染とノリでやったわ。早く処女じゃなくなりたかったから、通過儀礼的な感じでとにかく早く終わらせたかった。肩の荷が下りたーって思った。」
とまあ、ちょっと聞いたらこんな感じ。
痛い、早く終わらせたい、申し訳ない…
初体験ファンタジー皆無なリアル。
しかも相手は、同級生や先輩など付き合っていた人たちばかりね。
対して、男は?
美容室でパーマかけている時、
せっかくだから男性美容師に聞いてみた。
『最高でしたよ!中3だったんですが、相手は女子大生で』
え、随分な彼女とお付き合いしていた早熟っ子だったのね?
『年齢言わないでナンパした相手ですよ。あははは』
ほほぅ
『もう最高としか言えない思い出ですね。女子大生エロいし、想像を絶したエロフルコースで!ラッキーな男っすよ俺は。』
マジで?
その思い出だけで丼飯イケる的な感想は!
『年齢偽っても所詮童貞ですから、彼女にはすぐバレたみたいで。でもさらりとリードしてくれて、恥をかかずに済みました。
いやぁもう一度会って大人のエッチしたいですねー!』
ちんこも男も立てられて満足な男(笑)
『僕の場合は強烈ですよ。いきなりの不倫でした。好きになった女性に夫がいたんです。』
と語るのはまた別の男。
年上女性、人妻、忍ぶ恋、、、
盛り上がらない訳がない。
『筆下ろし自体が最高のエッチだったので、気持ちいいってのは勿論ですが、彼女との初体験があったから、セックスって素晴らしいな!愛のあるセックスって本当に素晴らしいな!そう思っています。』
興味あるわーどんなセックスしていたの?
『もうとにかく包み込まれていました。許されているって感じでしょうか。何をしても、どんな状態でも全て肯定されていました。
あー、今会っても絶対盛り上がれる自信あります。
そう、ラブホテルでの逢瀬だったんですが、いつもお弁当作って来てくれて美味しかったなぁ、、、ああ会いたいなぁ、、』
なんとも最高の思い出話。
ほかの男10人くらいにも聞いてみたが、
女子のような我慢系初体験の話は皆無。
挿入前に射精した、
入れる穴を間違えた、
我を忘れて腰振って痛めた、
緊張し過ぎでなかなか勃たなかったが相手がケアしてくれた、、、
こんなエピソードがチラホラあったくらいで、みんな気持ち良い初体験をされたようで。
なんなんだこのギャップ。
女性チームは、「付き合った男性(主に同級生や先輩)」とするが、「痛かった、気持ち良くなかった」な経験で、
男性チームは、お付き合いは別として「年上の女性」と「最高」の体験で。
この違いが、まるっきり社会の縮図みたいでうんざりするわ全く。
勃てて立てて貰った体験で刷り込まれているから、自分の興味の範疇でしか女をケアするセックスが出来ないんだなぁ、きっと。
やってもらって当たり前。
全部準備されてハイどうぞ。
子どもかっ。
でもそんな初体験をわたしたちもしていたら、もっともっとセックスを素直に楽しめただろうな。
気持ちよくなれない自分を責めたり、
勃たない男に対して責任を感じたり、
そんな無駄な時間を過ごさないで済んだだろうな。
男のAV的なセックスに毒されないで、
もっと自分にも素直になれただろうな。
こじらせた初体験以来、なんとかビハインドを埋めるべく走って来た自分を思うと、
男の初体験はさ、悔しいくらい羨ましいな。なーんか。