私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではな く、 “おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。私の趣味は人の恋愛話、セック スの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、の ぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話を聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さ ん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間 粘れる脚力が なかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。
と、いうことで、32回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願 いいたします。
緊急調査!「バスタオルの共有はあり?なし?」
対象人数:30名(女性)
調査結果:あり21名 なし9名
秋のひととき、いかがお過ごしでしょうか?私は気になって気になってしょうがなかったバスタオル共有問題を、この度、徹底調査をいたしました。秋の夜長は人を勤勉にするものです。「バスタオルを共有して使えるか」という調査をしてみました。私の予想は大きく外れ、“共有してもいい”と答えた方が圧倒的に多い結果になりました。しかし、無条件でOKと答えた方は1名のみで、あとは条件付きで“あり”と答えております。どんな条件なのか詳しく結果を見て参りましょう。
共有はあり!(21名)
内訳:
「洗濯済みならとにかくOK」(4名)
「洗濯済みならOKでも共有する人による」(6名)
「乾いていればOKでも共有する人による」(7名)
「乾いていればとにかくOK」(2名)
「無条件でOK」(1名)
「好きな人なら乾いてなくても洗っていなくてもOK」(1名)
洗濯済みでなくても乾いていれば共有できるという意見の多さに私は心底驚きました。乾燥すれば菌は消えると思っている人が多いということなのでしょうか?!そもそも濡れてグチャグチャになっているのが嫌なだけで、共有することによって誰かの菌が付くという考えがないのでしょうか??!!乾燥神話恐るべし!「乾いていればOK」と答えたある方の話しをご紹介いたしましょう。この方は家族みんなでバスタオルを共有し、父親とも母親とも姉弟とも共有しているというのです。洗濯の回数を減らすべく家族みんなで協力しているそうです。“乾燥”の力は家族をも結びつけるのでしょうか。
今回の結果で注目すべきは、「共有OK」と答えたほとんどの方が「共有する人による」という条件を付けた点です。そのほとんどが、“好きな人ならOK”と答え、男性と結婚している人の全員が“夫とは無理”と答えておりました。洗濯済みでも乾燥済みでも“夫”とのバスタオルの共有は無理なようです。
「好きな人なら乾いてなくても洗っていなくてもOK」と答えた唯一の方の話しも実に印象的でした。その方は常に1枚のタオルをパートナーと共有しているそうです。タオルをかける場所が1枚分しかないというのがその理由でした。その使い方が実にユニークで、それぞれが片面のみを使っているというのです。その名も“A面B面方式”。小さなユニットのバスルームで慎ましく生きる2人の生活がまざまざと想像できはしませんか。
「バスタオル洗ったよ!今回は私がA面ね!」
「じゃあ私(僕)がB面だね!」
「ははは〜」
共有できないと答えたのは9名。私もその意見に賛成なのですが、共有できないと答える私に「なんで、好きな人とも共有できないなんて冷たい〜!」という声が大きく、冷血漢になった気分です。好きな人ともバスタオルを共有できない私は愛の足りない人間なのでしょうか?
タオルに続きさらに“共有”についての調査を行いました。
緊急調査!「下着の共有はあり?なし?」
対象人数:30名(女性)
調査結果:あり11名 なし19名
こちらも何のマーケティングにもならないアンケートではございますが、面白い結果となりました。“あり”と答えたすべての人が洗濯済みならという条件つきでした。そしてその中の一人を除いた大多数が“共有する人による”と回答をいたしました。私には理解ができません。頑固な汚れも落ちるアリエールでも、私には無理です。下着の共有。もし共有しなくてはならない状態に陥ればパンツなしの生活を選びます。しかし疑問です。どういう時に人は下着を共有するのでしょうか?回答の3分の1の方が“共有あり”と答えている所を見ると、そういう“共有しなければいけない”状況が多々あるということなのでしょう?それともそれは意思?次回の調査では、共有しなくてはならない時はどんな時なのかを調査してみたいと思います。
緊急調査第三弾!「歯ブラシの共有はあり?なし?」
対象人数:20名(女性)
調査結果:あり1名 なし19名
前出の調査に比にならない程、聞いたとたん拒否反応を示されたのがこの問いでした。“共有ありなし?”と訊いただけで、「ありえない!」「考えるだけで気持ち悪い!」「なんてことを想像するんだ!」と非難囂々のアンケート調査になりました。「どんなに洗っても歯周病菌は消えない」「虫歯菌もうつるんだ!」と乾いていても、洗っても拭いきれない他人の菌への恐れと生理的な嫌悪感が歯ブラシにはつきまとうようです。“好きな人”とでも共有は無理だという声の大きさはただものではありません。歯ブラシ。下着やバスタオルの共有はできても歯ブラシは断然無理なのです。私は下着よりはましだと思うのですがいけませんでしょうか?ノーパンはできても歯磨きしないでいるのは耐えられません。もしもの時でも私は歯ブラシを共有します!(好きな人ならばという条件付きで)
今回は生活の中の“共有”の日常を盗み見してみました。まだまだ気になる“共有問題”調査を続けていきたいと思いますが、今気になっているのは“空気の共有”です。トイレを開けっ放しで使うのはOK?そんな疑問をぶつけたいと思っております。読者の方々も是非ご意見をお待ち申しております。