私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではな く、 “おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。私の趣味は人の恋愛話、セック スの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、の ぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話を聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれ る人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力が なかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。
と、いうことで、15回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願いいたします。
この原稿を書いているのは年末でございます。2015年から、このラブピースクラブの仲間にしていただき、私の盗み聞き、覗き見を元に男性の生態についてほめることなく、悪き生態のみ書き連ねて参りました。しかし、今宵は年末。最後くらいは褒めとうございます。
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3分考えましたが、わたくしの盗み聞き人生のビックベースにそのようなデータはないようでございます。考えている間、定位置のフレッシュネスバーガー1Fの席、私の横に40代の男性1人と30代女性1人が座りました。カレンダーらしき丸めた筒を持っております。挨拶周りでしょうか。
男「俺さぁ、結婚式やってないんだよ。入籍して13年だけど、嫁が見られるなうちにやってやんないとな。これ以上ババアになったらかわいそうだろう。」
女「○○さんって優しいんですね。奥さんがうらやましい♡」
男「そうかなぁ。いろいろ世話かけてるしなぁ〜」
みなさんならおわかりでしょう。この話しが美談ではないことを。“綺麗なうちに”とは聞き捨てなりません。本来なら結婚式を挙げたいと言ってるらしい夫婦がいて、夫婦の長年の願望を叶えてうれしい!めでたし、めでたし。という話しでいいはずです。しかし、そこは男性。目線が違います。“嫁”の加齢を気にする前に、あなたの薄毛を気にしなさい。あなたの加齢臭を気にしなさい。そう言ってしまいそうな自分を抑えるのにやっとでございました。モデルクラブの経営者にでもなっているつもりでしょうか。男性は、女性の容姿や年齢を管理監督する資格を持っているかのようなこのような発言をちょいちょいと溢します。
先日バスの車内でこんなこともありました。
男「ホントおまえブスだな。」
女「えっーひどい。ハハハ。」
男「よく恥ずかしくないな。ははは。」
女「これでも化粧に30分かけてるんですけど」
男「でも俺おまえのこと、気に入ってるよ。がんばってるしな。」
私は、AVの撮影でもしているのかと辺りを見渡してみましたが、ただの上司と部下の会話でした。最近、女性になんの躊躇もなく“ブス”という男性が増えているように思えます。私の統計では。
街で男性から“ブス”という言葉を聞く頻度=36時間に5回
そして、それが男女の組み合わせでの会話の場合、だいたいの女性が笑っているのです。“ブス”と言われハハハ。その後、持ち上げられてニコ。わたくしよしこは、皆さんにご提案いたします。
ブスと言う男を無視または、嫌悪を剥き出しにするまたは、「おまえがよく言うな」と言うキャンペーン2016
女性の皆さん、これ以上男性をのさばらせるわけには参りません。あなたがよくても、その男性の近くにいる女性に被害に遭うのです。立ち上がりましょう。2016年は。
皆さまよいお年を。