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第2回 「FACEBOOKで元カレ元カノを探す割合は男=90% 女=30%」

野沿田よしこ2015.02.18

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こんにちは、よしこおばさんです。2回目の連載ということで、前回同様、私とは何者かというところからお邪魔します。 私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。 私の趣味は人の恋愛話、セックスの話を聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。 “人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 と、いうことで、2回目の「よしこおばさんは見た!」よろしくお願いいたします。

「FACEBOOKで元カレ元カノを探す割合は男=90% 女=30%」
“FACE BOOK”(以下、FB)やってますか?TWITTERとは違い、実名で自分のページを持ち、既婚か未婚か、出身校はどこかなどプロフィールも結構公にして、疎遠になった友人知人、連絡先を意図的に消した元恋人も“◯◯さんがあなたの友達かも”という、スマホ内探偵を勝手にやってくれちゃう便利なのか、迷惑なのか微妙なSNSでございます。 FBは日記のように近況がタイムラインと呼ばれるノートに書いてあり、「わー懐かしい。今こんなことしてるのね」というような情報を入手しながら“友達申請”をして“わたしはここにいますよ”と声を上げたり、自分を見つけられ“あなたは私の友達”と認定することができるのです。FBの機能として自動友人捜しがあります。“あなたの友達かも?”とFBから届く指摘は、非常に的中率が高く、探偵を通り越して「神なのか?」と時にスマホに語りかけるほどの正確さです。さて、このFACE BOOKを使って“元カレ”“元カノ”を探す行為。どれだけの人がやっているのでしょうか? 
A「この前ね、DのスマホをチェックしたらFBで元カノとつながってて、まだ結婚してないんだねとか“会いたいね”とかメッセージを送ってて、私その相手にDの妻ですけどって送っちゃった。」
B「最悪じゃん。でもAってスマホチェックするんだね。私は無理。知りたくないもん。っていうかさぁ元カレのこと探したりしたことある?」
A「連絡来て絡まれたことあるけど、私からはしないよ。だってめんどくさいじゃん」
B「そうだよね。でも私も元カレから友達申請来たりするわ。・・・」
中距離電車で隣あった20代後半の女性2人の間での会話。 FACEBOOKは昔の恋人とも出会える場所なのね。という驚きと共に、この会話はいろいろな着目点を発見できてなかなか有意義なのぞき聞きでした。本題に行く前にちょっと長くなりますが、お付き合いください。

「既婚か未婚かが気になる男」
よしこおばさんの独自調査によると、男は元カノの結婚が気になるようです。私が以前聞いた話し。別れて5年になる既婚男からの30代後半の女性C子に入ったFBのメッセージの内容です。
「C子。久しぶり。まだ結婚してないんだね。あんな別れ方しちゃったから、ずっとC子のことが気になっていたよ。なんかごめんな。いつか会えるといいなぁ。昔話とかしたいなぁ」
これまたすごい内容ですね。C子は男にこっぴどくフラれ、かなりしつこく復縁を迫ってみましたが、実は男には新しいオンナがいて諦めという別れ方をしたそうです。しかし、もうC子には、大好きな彼氏がいてお花畑にいるような幸せな恋愛ライフを送っていたため、元カレからのメッセージはうれしいわけもなく、しかもこの内容に驚愕したようです。このメッセージからは、“C子が結婚していないのは僕のせいである”という勝手な責任感が蔓延しております。男病ですね。しかも、C子にとっては嫌な記憶である昔の恋愛を“共に懐かしめる”物語として何年経っても懐にしまい込んでいる男のロマンがベースになっています。 そうなのです。男は、昔の恋愛=忘れられないも俺歴史の1ページなのです。その物語に可哀想な未婚のヒロインが登場するということになれば、それは一大歴史ロマンになるのです。そのテンションについていけないのはオンナ。もちろんまだ気持ちが残っていたり、“遊び”としてそんな“昔の男”とのやりとりにワクワクする方々も多いと思います。 でも、この逆。女歴史の1ページに昔の恋愛を刻み、結婚していない元カレのことを自分のせいで、まだ結婚してないのね(涙)という女性に私はまだ会ったことがございません。 最後の“昔話ししたいなぁ”これには、大いに下心を感じますね。

さて、先のFACE BOOK話に戻りますが、あら、文字数が足りなくなってしまいました。この続きはまた次回。
よしこおばさんでした。

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野沿田よしこ

野沿田よしこ(のそえだ・よしこ)

年齢敢えて不詳。私の名前はよしこ。でも“よしこおばさん”となってこそ“私”であると人は言います。なぜ“おばさん”なのか?誰かの“おばさん”というわけではなく、“おばさん”=加齢具合を表現しているわけでもありません。私の行動が“おばさん”以外では成しえないものであるからです。
私の趣味は人の恋愛話し、セックスの話しを聞くことです。と、いってもガールズTALK的に盛り上がり話し、その場で共に聞くようなスタイルでは楽しめないのです。あくまでのぞき聞き、のぞき見すること、百歩譲って1対1で根掘り葉掘り的なTALKが好きなのです。
“人の話しを聞く”“心の中や状況を探る”という力はどうやら“おじさん”“お兄さん”“おじいさん”には装備されていないようです。“お姉さん”と呼ばれる人達には盗み聞きする根性がないようです。そして“おばあさん”には興味と能力はあっても、盗み聞きできるほどの聴力がなかったり、長時間粘れる脚力がなかったり。でも、体力的にまだその余地がある。それが“おばさん”なのです。 

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