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2017年の締めくくり・・・踏んだり蹴ったり・・・終わりよければ全てよし⁈

深井恵2017.12.14

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11月の週末、部活動の試合の帰り道に交通事故に遭った。第一レーンを走行中、右隣を走っていた乗用車が、右後方から私の車の運転席にぶつかってきたのだ。

初めは、何が起きたのか全くわからなかった。制限速度50キロの道路を、信号が変わって間もなく、少しずつ加速しながらギアを上げつつ(22歳で運転免許を取得して以来、ずっとマニュアル車を運転している)、時速40キロ強のスピードで走っていた私。

突然「ガンッ」と衝撃を受け、大きな石でも車に飛んできたのかと思って右手を見たら、隣の車線を走っていた乗用車が、私の車の右サイドミラーにコツンとぶつかって、ミラーが内側に曲がるのを目にした。

「車がぶつかってきたんだ・・・」と判明したと同時に、頭の右側がやけに熱くなっていくのを感じた。ぶつかられた衝撃で、頭が右側に大きく振られ、シートベルトか窓ガラスかどこかに、頭を打ちつけたようだった。

全くのノーマークだ。相手の車が左に車線変更するために出した合図を見た覚えがない。無防備のまま、時速60キロ(相手の証言による)で走る車の直撃を受けたのだからかなりのダメージだ。

ぶつかった後、相手の車が私の車の前に入ってきて、車を停めるために左に曲がったので後に続いた。すぐに警察を呼び、現場検証。運転席から立ち上がって車を降り、事故現場まで数十メートルほどの距離をふらつきながら歩いたが、足に力が入らなかった。頭を打ったようなので、救急車で病院まで運んでほしいと警察に訴えた。

が、「この場所から救急車に乗っても、休日の夜で、救急搬送される市内の病院には整形外科は誰も勤務していませんよ」「車はこの場所に置き去りになりますよ」「今後の通院のことを考えたら、自宅近くの病院のほうがいいと思いますよ」などと言い残し、警察は去ってしまった。

加害者とその同乗者三人とともにその場にのこされた私。加害者が、携帯電話で検索し、隣の市の救急対応の病院に連絡をとった。何とか整形外科医が勤務している救急病院が見つかり、移動することに。

しかし、マニュアル車を運転できる人は誰もおらず、自分で運転していくほかなかった。頭の右側に熱を感じながら、加害者の運転する車を追尾して病院へ向かった。

途中、道路が二股に分かれる交差点にさしかかった。左に曲がっていくので、交差点の手前で左ウインカーを点滅させた。・・・が、加害者の車は、ウインカーを出さないまま、左に曲がっていった。

次に、交差点で右折レーンに入らなければならなかった。手前で右のウインカーを出す。加害者の車は、右折レーンに入って一旦止まってから、ウインカーを右に出した。明らかに、ウインカーを出すタイミングを間違っていた。

交差点の信号が右折可の緑の矢印を出して右折。またすぐに右折しなければならないので、手前でウインカーを出した。が、またしても加害者の車は、停止して一呼吸してから右のウインカーを出した。

右折後、「一時停止」の標識(止まれ)の交差点があった。加害者の車は、一時停止することなく走って行った。道路標識に気づかなかったのだろうか。追尾すること20分で病院に到着。20分のうちに4回の違反運転を目撃した。こんな運転をするから、周りの車が被害に遭うんだろうと納得した。

病院では、問診と診察、そして脳のCTを撮った。幸い、脳にはダメージはなかったが、あとからゆっくり出血する場合もあるということで、24時間は要注意と言われた。

脳のCTを撮ったついでに、脳が萎縮してないか医師に尋ねた。医師から「大丈夫。しっかり詰まってますよ」と言われて、別の意味で安心。近々脳ドックを受ける予定にしていたのだが、脳ドックはキャンセルしてもよさそうだと判断した(脳ドック代が浮いて、ちょっとラッキーな気分に)。

脳は大丈夫だったが、頸のだるさ・重さがひどかった。診断は「頸椎捻挫」だった。頸のレントゲンも撮って、骨折もひびもないことがわかった。神経にもダメージはないとわかり、手足のしびれも何もないので、安静にしていれば2〜3ヶ月で元通りになるはずと言われた。本当に不幸中の幸いだった。

後日、警察に行って事故の書類を確認した。双方が走行中だったので、一部こちらも過失を問われるのかと多少の覚悟(過失の納得はしてないが)をしながら警察に赴いたが、全く過失は問われなかった。減点なし。こちらの車が相手の前方を走っていたことと、信号が変わって間もない頃の事故だったため、スピードが超過していなかったの幸いした。

車はいま修理中。頸椎捻挫は完治までもう少しかかりそうだ。病院から退院した母の介護も、まだ先が見えない。が、車は廃車にはならなかったし(買い替えるとなると大きな出費だ)、怪我もそれほどひどくはなかったし、母の介護もケアマネージャーや施設の職員等と繋がって、少しずつではあるが前進している(…と思いたい)。

事故や介護が重なって、書類作成や対応にあれこれ迫られてバタバタした年末を送っているが、自動車会社、保険会社、介護関係者、職場の上司同僚、愚痴を聞いてくれる友だち等、さまざまな人に支えられていることを実感し、感謝しながら2017年を締めくくろう。

今年もお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

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