アジュマブックスにとって初めての絵本ができあがりました。0歳児〜楽しめる、フランスの人気絵本作家クレール・ガラロンによる「同意」と「ジェンダー」のお話です。
絵本の翻訳、それも赤ちゃん向けの絵本となると、本当に大変な想像力、言葉を創造する力などが求められる仕事でしょう。様々な候補があがりましたが、最終的にシンガーソングライターのお二人に翻訳をお願いすることになりました。「パパはどこ?」を依布サラサさん、「にゃっ!」を一十三十一さんに依頼しました。お二人ともフランス語に堪能なことはもちろんですが、シンガーソングライターとしてユニークな言葉のリズムをお持ちなこと、またアジュマブックス代表の北原がお二人のファンであったことから依頼し、ご快諾をいただけました。
フランス語だと一言ですむような言葉が、日本語になると説明がすごく難しくなったり、「女言葉」「男言葉」がよりクッキリする日本語をどのように表現していくかなど、お二人とも大変苦労されながら、それでも本当に楽しい、自由な翻訳本が誕生しました。歌うような日本語にしてくださいました。
フランス語だと一言ですむような言葉が、日本語になると説明がすごく難しくなったり、「女言葉」「男言葉」がよりクッキリする日本語をどのように表現していくかなど、お二人とも大変苦労されながら、それでも本当に楽しい、自由な翻訳本が誕生しました。歌うような日本語にしてくださいました。
【0歳児からの同意の本「にゃっ!」一十三十一訳】
猫がゆっくり休んでいたら、小さな子どもが猫をつかみ、かわいがり、毛を引っ張ろうとちょっかいを出そうとしてきました。でも、猫はおもちゃではありません。猫の気持ちを尊重するためには、どのように敬意と同意を示せばいいのでしょうか?
「これやってもいい?」と問いかけ、相手が意思をもつ 立独した個であることを優しく明るい視線で教えてくれます。シンガーソングライターの一十三十一さんのなぞなぞのような翻訳によって、声に出して語りかけたくなる優しい本になりました。 子ども向けの同意の 本がたくさん出版されていますが、対象年齢0 歳児からとしている本書はプレゼントにも最適です。
フランス本国ではアムネスティ・インターナショナル・フランスの推奨本になっており、さまざまな社会団体や図書館からの反響がある絵本です。猫好きはもちろん、同意を教えるのはむずかしいと考える方にとってかわいい入門書として、施設や病院、そ々してカフェなどで多くのみなさんに好感を持っていただけるだろう内容です。
一十三十一 hitomitoi
シンガーソングライター。"媚薬系”とも表されるエアリーでコケティッシュなヴォーカルでアーバンなポップスを展開。洋邦問わず新世代のクリエイターからのラブコールも多く、コラボレーション多数。劇伴制作や、楽曲プロデュースなど、様々なフィールドで活躍中。
【0歳児からのジェンダー平等「パパはどこ?」依布サラサ訳】
子うさぎがパパを一生懸命探しているのに、おばあさんが一輪車に乗っていたり、おじいさんが洗濯していたり、いろんな言葉乗......づかいで話したり 。やりたいことに夢中なうさぎはみんな楽しんで過ごしています。え、いったいパパはどこにいるのぉ! 果たして子うさぎはパパを見つけることができるのでしょうか?
シンガーソングライターの依布サラサさんの に翻訳よる、パパを探す物語。子うさぎの質問に答える大人うさぎのちょっと変わった返答は、くすっと笑える言葉にあふれています。
お父さんを探す不安げな子うさぎが、固定的な性別役割分意識がまったくない自由に生きている大人うさぎたちと出会い、ようやくお父さんを見つける姿に心が温まりまります。著者クレール・ガラロンさんのかわいいシンプルなイラストは、何度でも子どもに読んであげたくなる内容です。 読み聞かせたたあとに起こる、脳のなかに埋め込まれてしまった性別役割分担イメージからの自由について、 子どもとたちとの読後の語りがきっと盛り上がるはずです。
依布サラサ Sarasa Ifu
1983年生まれ。歌手・作詞家。他アーティストのコンサートグッズ監修や、飲食店のコンサルティングも手がけている。愛猫家としてBLUE NEKOを設立し、猫家具のデザインプロデュース、猫共生マンションのアドバイザーなどをつとめている。2児の母、著書に「長い猫と不思議な家族」(祥伝社刊)がある。
クレール・ガラロン
フランスの絵本作家。ボルドー美術学校、トゥールーズ大学造詣芸術学部でアートを学んだのち、イラストレーター、グラフィック・デザイナーとして活躍。
【出版記念パーティ 12月14日@有楽町SlitPark】
二冊の絵本出版を記念して、出版記念パーティー&トークを行います。有楽町の新国際ビル、Slit Parkの野外イベント「有楽町虹色夜会」にて! 翻訳者の依布サラサさんとアジュマブックス代表の北原みのりのトークです。
虹色夜会は東京はオフィス街の夜で夜、ジェンダーレスをテーマにしたプライドイベントです。
イベントオーガナイザーはGoldFIngerなど、日本のレズビアン文化を牽引してきたCHIGAさん、ドラッグクィーンのヴィヴィアン佐藤さん。そこに長年の友人である北原がアジュマブックスとして「ジェンダー問題」担当で招かれました! 寒くなってきましたが、ビルとビルの狭間の不思議な空間で、虹色の夜、美しく自由な夜を、温かい飲み物や、やさしいトークで過ごしましょう。本の販売ももちろん行っています。みなさん、ぜひいらしてください。
日時:2022年12月14日(水曜日)午後19時30分〜 (本の販売、イベント自体は12月12、13、14日3晩行っています)
場所:新国際ビルヂング Slit Park (ビルとビルの狭間の不思議な空間です) 千代田区丸の内3-4-1
場所:新国際ビルヂング Slit Park (ビルとビルの狭間の不思議な空間です) 千代田区丸の内3-4-1
※無料
※事前のご予約も可能です(予約なくてもオープンスペースなのでお入りいただけます)。
予約いただく場合は、1000円のチケットで1ドリンクと席の確保をしています。こちらもご利用下さい。
※事前のご予約も可能です(予約なくてもオープンスペースなのでお入りいただけます)。
予約いただく場合は、1000円のチケットで1ドリンクと席の確保をしています。こちらもご利用下さい。