2022年10月からFM FUJIで朝10時〜、30分間の番組でDJをしています。
ラジオDJは13年ぶりの仕事で、かなり緊張しながらも楽しんでいます。
というのも、一緒にDJをしている吉川千明さんが面白いから!
美容家の吉川千明さんとは、ラブピースクラブが扱うオーガニックのフェムケアコスメYESを通して出会いました。吉川さんは日本にオーガニックコスメを広めた業界の著名人です。
美容家とセックストイショップのフェミニスト・・・全く縁のないように私自身も感じていましたが、女性の身体にやさしいもの、ヴァギナにいいローションなどを探していると当然、オーガニックのフェムケアグッズにいきあたってしまうんですよね。でも5年前の日本のコスメ業界は、デリケートゾーンケアグッズなど皆無に等しい状況。「アダルトショップで売ればいい」とか「日本人には必要ない」とさんざんなことを言われ、たいていの会社で門前払いされてきたなかで、最後の最後、最もハードルの高い大御所の吉川さんに会いに行ったのでした。
「これ、更年期女性の膣の渇きに最適です」「腟に本当にいいものを紹介したい」
と、かなり緊張気味にプレゼンする私に、「いいじゃない!」と一言仰っていただき、実際にすぐに使っていただき、こういうものは女性が応援しなくてはね、とそこから本当にYESを全力でサポートしてくれた初めての化粧品業界の人が、吉川千明さんです。
話が早い人、私大好きなんですよね。めんどうくさいことを言わない。偏見がないから、ネガティブな足踏みしない。女を信用して、トントントンと話を進めようとしてくれる。そこは丁丁発止なビジネスでもあるけれど、基本は女の人の生活を豊かにしよう、もっと美しく生きよう、心地良く生きられる世界にしていこうという、共通の理想がしっかりと手を握っているからこその、話の早さはもう、感動的でした。
吉川さんは私より10歳ほど年上で、男女雇用機会均等法前に社会に出られた世代です。その世代の女性たちが、後続の女性たちのために開いてくれた扉の重さを実感しながら、何のサポートもないなか自分の信念を真ん中において仕事を継続してきた吉川さんの姿勢が、小さいながらもかなり厳しい時代を生きている経営者の一人として、強い励みになったのです。
なにより、吉川さん、言葉が面白いんですよね。2020年にAERAの現代の肖像でルポ(途中まで読めます)で吉川さんの仕事人生について書く機会をいただいたのですが、じっくりと話し合うときにポンと飛び出す思いがけない言葉が、とてもラジオ的というか。耳に優しい声、ころころと本当に楽しそうな美しい笑い声とか。吉川さんのラジオ番組やらない? などということを知人のラジオディレクターに声をかけはじめたのが半年くらい前のことでした。
また、トントンと番組として成立することができたのは、スポンサーに名乗り上げてくださったシミックソリューションズ株式会社さんのおかげです。
シミックソリューションズさんでは、子宮頸がんの原因であるヒトパピロマウィルスのセルフチェックキット「パピア」を販売しています。
ご存知のように、日本は子宮頸がんで死亡する人が増えている唯一の先進国と言われています。検査のために医療機関に行くのもハードルが高い・・・と感じられる方に、簡単にできるのがセルフウィルスチェック「パピア」です。このパピアをなんとか広めたい、というシミックソリューションズの営業の女性が、ラブピースクラブに飛び込みで営業にきてくださったのが、シミックソリューションズさんの出会いでした。
今の時代、飛び込みで営業する人がいるのか・・・と驚いたのですが、営業の女性の話があまりにも真剣で、熱意にあふれていたことから、すぐにラブピでの取扱が決まり・・・そして、いろいろな話をしていくなかで、いろいろいろいろいろいろな(省きます)ことから、「おんなのひとのはなし〜FEM VOICE〜」のスポンサーになって下さったのでした。
と、長くなりましたが! シミックソリューションズ(株)の女性の飛び込みの営業からはじまり、吉川千明さんとの出会いが結びつき、女性のラジオディレクターの共感がつながり・・・「おんなのひとのはなし〜FEM VOICE〜」が2022年10月からスタートすることになりました。
タイトルに関しては、シミックソリューションズ(株)のZ世代の若手社員の女性たちとも語り会いました。「女の話」というのが一番最初につけられた仮タイトルだったのですが、Z世代と語りながら、いろんな「おんなのひと」の話が入る優しさと広がりをもつような今のタイトルに変わっていきました。タイトルだけでなく、毎回、Z世代の女性たちの語りや、吉川千明さんとの語り、またこの社会を「生き抜いてきた」女性たちにインタビューをしながら、さまざまな「おんなのひとのはなし」が飛び出す番組になっています。
私たちはまだまだしゃべることがある。まだまだまだまだ「おんなのひとのはなし」をしていかなくちゃいけない。毎回、収録の度にその思いを強めています。
ラジオでは収めきれなかった(または電波で流すのはあまりにも率直すぎる)箇所を切らずに、ポッドキャストでも放送しています。以下、ポッドキャストのリンクを貼りますので、みなさん、ぜひ聴いてください。
番組HPはコチラです→ https://www.fmfuji.jp/fem/
番組ディレクターズカット版
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