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行ってきました、女祭!!

深井恵2005.10.04

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 九州くんだりから、LPCのイベント「女祭」に参加しました。ホント、最高に楽しい夜になりました。北原さん、スタッフの皆さん、素敵なゲストの方々との出会いの場をつくってくれて、どうもありがとうございました~!! 青山の一角にフェミの人口密度が急上昇した楽しいひとときでした。また来年も行きたいなぁ・・。

 今回のコラムは、「女祭」の感想を中心に話を進めます。

 辻元清美さん、国会再登場の思いと平和への思いを、熱く熱く語ってくださり、ありがとうございました。「ピースで、エコで、フェアで、フェミ」。辻元さんのまっすぐな思いに、いつも元気づけられます。憲法9条の堅持に、そして何より、いまの世の中に、辻元さんの存在は欠かせません。叩かれても叩かれても、さらにパワーアップして、ゾンビのように(失礼しました~)・・・もとい、不死鳥のように蘇るたくましさ。ホントに憧れます。

辻元さんの近著『へこたれへん』と、辻元さんの再生プロジェクトのオリジナルグッズ「つじとも」グッズ、ブースで購入しました。友だちにも勧めて、「一人一グッズ」で、辻元さんを応援します!

小林万里子さんのブルース、思いっきり楽しんでしまいましたぁ。それにしても、「過去に遡っての放送禁止」なんて、ひどい仕打ちをしますよね。「表現の自由」はどこへ行ったのか? (いやいや、日の丸・君が代絡みでも、表現は自由でありませんが・・・)。

小林さんの曲が多くの人の耳に届かないなんて、日本文化の大きな損失だと思います。口コミでどんどん広げよ~っと。小林さんのようにかっこよく歌えるといいなぁ・・。

そして、笹野みちるさん。いまから10年前、私がまだ正採用される前、臨時講師としてある高校で働いていた1995年は、笹野さんのカミングアウトされた年でした。当時、笹野さんの記事と、笹野さんの著書『coming out!』、さらに、笹野さんのCD『girl meets girl』(・・でしたよね・・)を、教材化して授業で扱ったのを思い出します。

その後、ゲイ、性同一性障害、半陰陽、トランス・ヴェスタイトなどなど、セクシュアル・マイノリティに関するものや、「従軍慰安婦」「児童労働」「男性の育児休業」などなど、「ピースで、エコで、フェアで、フェミ(by辻元)」に関する文章を、独自に持ち込んでは、生徒に問題提供して今日に至っています。

学校の図書館にも、笹野さんの著書や、『男ふたり暮らし』(ゲイに関する本)、『Search 君がいた』(性同一性障害)などの本も入れてもらっています。いろんなセクシュアリティがあって当たり前。同性愛や性同一性障害などなど、様々な性のあり方があって、それら全てをひっくるめて初めて、人間の自然の姿なんだよ~。などという持論を展開しています。
私がかつて高校生だったとき、生物の授業で、性染色体(X染色体とY染色体)の話の時に、授業担当の先生が、「人間の染色体には、XX、XY以外のパターンもあって、XXY、XYYなどもある・・・」と話をしてくださったことがあります。
そのときの衝撃は大きく、「そんな染色体の状態で、その人の性ってどうなってるんだろう?????」と、「?」マークが頭の中を駆けめぐりました。そういった、科学や人権の視点からの性の情報が、子どもたちに提供される必要があると感じています。

セクシュアル・マイノリティに関する本を学校の図書館に入れると、分類番号順の棚から別の棚に移動していたり、図書館から本がなくなることが多いのです。推察するに、「図書館の中の人目に付かないところでこっそり読みたい」、あるいは、「興味があるけど、貸し出し手続きをすると、セクシュアル・マイノリティの本を借りたことがばれてしまうのがこわい」といった心理が働くからではないかと思われます。

こそこそしなくても、隠れなくても、堂々とセクシュアリティに関する本を読んでいいんだと思えるような、そんな雰囲気になればいいなぁと思っています。

先ごろ、性同一性障害の虎井まさ衛さんの講演会をしたときに、高校生の当事者が会場に数人参加していました。子どもたちの多様性を認めるためにも、教職員自らが、性の多様性についても研修をしていく必要があると感じている今日この頃です。

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