自民党総裁に二人の女性候補者が立ちました。「総理の椅子」に近づいた「女性リーダー」の姿でしたが、皆さんはどのように二人の候補をみましたか？
この国にはかつて、女性差別法を撤廃し、女性人権のために戦い、女性の政治家を育てようと尽力した女性の政治家がいました。女性リーダーとして、多くの女性、そして国を率いる立場まであと一歩の場所に立った人、土井たか子さん。
今夏、話題となった「百合子とたか子」の著者であり、去年ラブピースクラブの政治塾の講師を務めてくださった岩本美砂子先生と、元衆議院議員であり、フラワーデモや東京医大問題で共に声をあげつづけている井戸まさえさんと共に、「女性リーダーのあり方、その運命、私たちが求める女性リーダー像」について語り尽くします。
「百合子とたか子 女性政治リーダーの運命」は、この国がいかに女性を排除してきたかを、二人の女性リーダーの軌跡を追うことで日本の政治史を浮かびあがらせる貴重な一冊です。この本から、私たちが求める女性リーダーの姿を語りましょう。
10月12日（火曜日）20時〜
ラブピブックトーク：「百合子とたか子 女性政治リーダーの宿命」
共催：岩波書店
無料・要予約→コチラからご登録ください。当日はウェビナーで開催いたします。
スピーカー
岩本美砂子 (三重大学人文学部教授 ) 専門は女性学、政治学
京都大学法学部卒 名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学
名古屋大学法学部助手、三重大学人文学部講師、同准教授を経て現職。
一貫してジェンダーと政治を研究、土井たか子、小池百合子等女性政治家研究の第一人者。1997年に発表した「女のいない政治過程--日本の55年体制における政策決定を中心に」が再び脚光を浴びている。
編書に『ジェ ンダーと政治過程 』(日本政治学会，木鐸社，2010)、訳書に『中絶と避妊の 政 治 学 - 戦 後 日 本 の リ プ ロ ダ ク シ ョ ン 政 策 』( 青 木 書 店 ， 2 0 0 8 )な ど 。
井戸まさえ (ジャーナリスト 元衆議院議員 )
関西学院大学非常勤講師
東京女子大学大学院博士過程修了
東洋経済新報社勤務を経て2005年より兵庫県議会議員（2期）
2009年、衆議院議員に初当選
無戸籍問題他、法の狭間で苦しむ人々の支援等を行う
『無戸籍の日本人』（集英社）で第13回開高健ノンフィクション賞、第38回講談社ノンフィクション賞いずれも最終候補。2015年貧困ジャーナリズム賞受賞
著書に『日本の無戸籍者』（岩波新書）『候補者たちの闘争』（岩波書店）他
北原みのり(ライター・有限会社アジュマ取締役）
