ラブピースクラブ25周年イベントに、フランス語翻訳家の相川千尋さんと北原みのりでトークしました。
相川さんの25年をたっぷり聴こう! と思っていたのに、逆に相川さんにたくさん聴いていただいた時間でした。相川さんが丁寧に準備してきて下さって私が2000年代に書いた本や、当時出版していた「バイブガールズ」というフェミ雑誌のこと、そこで実験的に行った「男性とのセックスを購入」した話しなど、わーっ! 私だってもうそれは忘れていたよ!!!! みたいなことを次々に質問してくださるのでした。「そんなこと書いていたのか、私!?!?」と衝撃を受けながら、見てくれていた友人たちは「北原、歴史修正する気じゃないだろうな?!」と見張っていたそうです。はい、もちろん歴史修正などせずに、色んなこと思い出しながら語った25周年でした。
「フェミニズム」を理論的に学んだわけではなく、「こんなのおかしいだろう!」とか「こういう世界に生きたい」という思いや、フェミ友たちとの何時間でも飽きない語りを通してラブピースクラブは続けてこられたのだと思います。途中、昔働いてくれていたスタッフからのメッセージが届いて、思わず泣いてしいまいました。今働いている23才のスタッフも画面に登場してくれました。
女性たちが女性たちの性の安全やプレジャーを守るために私たちは働いてきたのだなー、働いてこれたのだなー、とたくさんの方、たくさんの人に改めて感謝の気持ちです。
相川さんの素晴らしいインタビュー力に感嘆した会でした。相川さん、本当にありがとうございました。
※訂正
北原発言→80年代少女雑誌の過激な性情報が国会で問題になった。雑誌名が出てこなかったのですが正しくは「ギャルズライフ」です。
北原発言→自民党は80年代女性議員がいなかったと言っていますが、衆議院議員に関してです。参議院には森山真弓、石井道子、小野清子、寺内弘子三名の議員がいました。