残暑お見舞い申し上げます!
実はコロナ禍自粛中、家にあった『源氏物語』(古文のやつです)を再読し始めていました。
4月に「桐壺」の巻から初めて、今ようやく「須磨」を読み終えたところ。
およそ20年ぶりの再読ですが、この間フェミニストとして(当人比で)大きく成長していったんだなあ、という証拠に、色々と新しい発見がありました。
六条御息所の「魂が抜ける」ようになってしまったのは、「車争い」で酔った男たちに乗っている牛車を囲まれたトラウマ反応では? と気づいたりとか、須磨で龍王に魅入られて、夢の中で龍王の手下に住まいをうろつかれる源氏の恐怖が理解できたりとか……(力の強い者から一方的に執着される気持ち悪さ……)。
何より、あんな優雅で穏やかなイメージの平安貴族社会を舞台にしながら、不同意性交が多いことに気づいて驚いたり……。
実は20年間の成長というより、被害者の声を聴く機会をもらうことができたフラワーデモのおかげが大きいです。