VOL.71 「ゲバ子、CDデビュー!!」




 こんにちは。アジ原ゲバ子でございます!! 凍りついていた空気が緩み、梅の香がかおりはじめている今日この頃、皆様いかがお過ごしであられますか?

 さて、先週はLPCのフェミマンコ祭りでありました。 祭りと聞けば血が騒ぐゲバ子のことゆえ、会場ではマイクを握り倒し、しゃべり倒し、ご迷惑された方もいっらっしゃったんでは? 「キタハラさんに、小倉さんに、小林さんに会いに来たのに、あのチンチクリンは誰?邪魔!」と思われた方もいらっしゃったんでは? ふっふっふ。ゲバ子でございます。はじめてお目にかかります!

 小倉千加子さんの話に、わが母との関係に思いを馳せ、自分の足元に連なる「オンナ」というつながりに思いを馳せ、グッときた後には、小林万里子さんのソウルフルな唄で、「そうだそうだ」と頷きながら、ともに歌い、シャウトし、笑い、自分の中のリブな魂が沸き立ち…!! 安心できる空間で(チンコ星人はおろかチンコ持ちすらいない!!)、大好きなフェミなマンコ持ちと集い、笑い、語らうことのなんと楽しいことか!!!

 ところで、大変私事ではございますが、ゲバ子この度、CDを出した、いえ出させていただいた。 タイトルはその名も「声に出して読みたい自慰連合」!

自慰連合も発足からもうすでに3年と4ヶ月!! 「日本及び世界における性革命を企図する!!」と宣言してから3年と4ヶ月!! アジってゲバって3年と4ヶ月!! 石の上にも三年と申しますが、もうすぐ4年ですわ。 そんなゲバ子に唯一の友人である、キタハラをはじめバイブガールズの同志たちが、自慰連合の活動で作りつづけたゲバを声に出して読んでみては、と提案してくれたのだ。 ゲバ子ははじめピンとこなかった。

というのも、作ったゲバ看やビラはそのときそのときのリアルな思いをカタチにしたもの。 転がりつづけるゲバ子にとっては、ウンコに近いものを感じた。しかし一つ一つは大変いとおしく、今のゲバ子の魂に通じる、まさに痕跡に違いないのだが。 もうひとつ。ゲバ子は、CDを作って、売って・・という作業で、ゲバ子という人格が消費されるのではないかと思ったのだ。そう、消費。自分の声が商品として繰り返し複製されることで、自分の中身がどんどんカスカスになっていくような消費。でも、それは100万枚というセールスをたたき出すアユなどが言うセリフで、たかだか50枚というCDで何様のつもりだ、と捉えなおしてみた(もちろんゲバ子様である)。 それに、こうも思ったのだ。 もし、もし、CDにおとすことで、ゲバ子の言霊が届くなら・・誰かに誰かに届くなら… 誰かに誰かに性解放の精神が伝わるなら・・そして、一緒に性革命を敢行してくれたら……・・一緒に闘いの列に加わってくれたら…そう、おこがましくも言わせてもらえるならCOCCOのゴミ拾いの唄のように!あああ!なんっておこがましい!! そして、小さな声でこうもつぶやいてみる。「印税もらって、ペンキ代と紙代が稼げたら…」

 こういう心理的葛藤を経て、CD制作へととりかかった。 制作に際して、まず始めに決めなければならなかったのは、どのゲバを読み上げるかということであった。そこで、ゲバ子、過去3年4ヶ月のゲバを読み直してみた。 読み直してわかったことがある。 昔は、「純粋」であった。そう、ピュア。

チンコ星人さえ打倒したら、そこに性解放への道が開けると信じていた。女の解放が待っていると思っていた。 そのときは、思いもよらなかったのだ!!まさか、ゲバ子自身の中にチンコ性が宿っているなんて!!さらに複雑で混乱することに、ゲバ子自身の中に血肉と化した「オンナ」も存在しているなんて!! チンコ星人たちを打倒してからの社会の構築、価値の創出こそ大切だなんて!!

また、昔は「頭でっかち」であった。 必要以上に嘆いてみせ、嘆きのための嘆き、議論のための議論、ゲバのためのゲバをよくしていたように思う。ゲバ子自身が感じる無力感が今より格段に大きかったのだ。 オンナを取り巻く状況は、今のほうが格段に悪い。悪化の一方だ。この国はとうとう軍事的価値が大手を振って闊歩する選択をすでにしてしまったし、フェミバッシングも甚だしい。ところが、どうだ。今は昔よりは無力感は少ない。現実を直視しない楽観主義に走ったのではない。嘆きのための嘆き、議論のための議論をする暇があったら、カラダを使え、本当の意味でアタマを使え、ココロを使え、と思っているからだと思う。嘆く暇があったら空を見よ、風を感じよ、と思っているからだと思う。

それは、きっと、「ああ、あたしゃ、弱者だよ。何が悪い!人生楽しむんだ!」と人生闊歩している、障がい持ちの人たちとその生活を支える人々と、日々接していることがとても大きく影響しているように思う。また、どこまでも惜しみない青い空や青い海、生命が宿る空気を与えてくれ、神様を見せてくれた、ゲバ子の中の沖縄も大きく影響しているように思う。

こんなふうに自分を振り返りながら、ゲバをいくつか選んだのである。 3年4ヶ月で色んな変化を経たゲバ子であるが、それでも一つ一つのゲバはそれはそれは愛しく、読んでいくうちに、血潮が沸き立つのを感じたのである!! そして街へ繰り出し、郷ひろみのように(古い?)ゲリラ街宣をしたりしながら、録音をしていったのである。

そして、完成。 フェミでマンコな同志諸君よ!! もしも、ゲバ子の声が届いたら、一緒に性革命への列に加わって欲しい!! 今の、増長する一方のチンコな社会を、ともに笑い、蹴散らして、性解放への道を進んでいってほしい!! 最後にCDに録音してある、ゲバ子が歌う歌を同志諸君にプレゼントする!!

♪100万枚の真っ赤なゲバを
 フェミで マンコな あなたにあげる
 たとえどんなにさげすまれても
 フェミで マンコな あなたにあげる…・♪

  アジ原ゲバ子のCDはラブピースクラブショップ・CDコーナーで販売しています。



INDEX
VOL.72 [2004/04/10]
「生・美津!!」
VOL.71 [2004/02/28]
「ゲバ子、CDデビュー!!」
VOL.70 [2004/01/31]
「ゲバ子の1・27!」
VOL.69 [2004/01/17]
「年始から夜露死苦!」
VOL.68 [2003/12/27]
「世のフェミ集まれ!」
VOL.67 [2003/12/01]
「土井さん、辻元っさん、川田さんへの連帯を忘れまい!!」
VOL.66 [2003/11/01]
「イラク叩き売り! 後編」
VOL.65 [2003/10/11]
「イラク叩き売り! 前編」
VOL.64 [2003/09/26]
「ゲバ子の乳房もゲバ子のもの!」
VOL.63 [2003/09/12]
「血沸き肉踊る今週末!」
VOL.62 [2003/08/30]
「ゲバ子‘sホリデイIN八重山」
VOL.62 [2003/08/30]
「ゲバ子‘sホリデイIN八重山」
VOL.61 [2003/08/18]
「黙祷?!」
▼コラム一覧へ戻る ▲topへ