VOL.69 「年始から夜露死苦!」




新年、明けましておめでとうございまんこ!! アジ原ゲバ子でございますウ!! 皆様、どのような年を送り、どのような年を迎えられたであられましょうか。

 さて、去年の年末から慌しく、アメリカとイギリスが武力でもってイラクを破壊することをいち早く支持しておきながら、「復興支援」の名のもとに「軍」を送ることが決定し、さらに16日、陸上自衛隊の先遣隊30人が成田空港を出発した!

「PKO」とか「国際貢献」の名のもとに、90年代から日本の政治の権力を握るチンコ政治家たちは、こぞって自衛隊という武装した人々を海外に派遣することに躍起だったわけであるが、ここでついにおそらく何の大義名分すら国民に説明できていない任務につき日本の軍隊を派遣したわけである。こうなってくると、去年、怒涛のごとく決まってしまった有事法制も格段の意味を持ってくるわけである。有事を招くようなことをするんだから、いつ有事になってもおかしくないんである。

嗚呼、ごめんなさい。新年からこんな話。 でもね、自戒を込めて、そして多くの雑音を払いのけるために、ゲバ子は「ペシャワールの会」の中村哲医師の言葉を胸に刻みつけたいと思うのである。「ペシャワールの会」とは、1983年からアフガニスタンで医療活動を行うとともに、人々の生活を支える井戸や用水路を、戦時下であろうと、国際機関が軒並み立ち退こうと、作りつづけてきている団体である。 で、ゲバ子の自戒とは、こんなときにもウロウロするしかない、なんともかわいらしい生き物であるという、開き直りともとれる自戒である。

「現地側が当惑するのは、そもそも「復興」が「破壊」とセットで行われ、それも外国人の満足が優先するからです。結局、軍事的干渉は取り返しのつかぬ結果を生みました。人々が生きるための無私の支援ならどうして武力が必要でしょうか。そのような活動は皆こぞって守ってくれます。」

「平和とは消極的なものではありません。それは戦争以上に忍耐と努力、強さが要ります。『平和』は私たちの先祖が血を流して得た結論のはずです。弱い者に拳を振り上げて絶叫するのは、人として卑怯かつ下品な行為です。一つの国が軍隊(自衛隊)を動かすことがどんな重大事なのか、おそらく、この愚かさと無関心は、近い将来、より大きなツケを払うことになるでしょう。『日本は既に米国の一州となった』と言われて是非もなく、尊敬されるどころか攻撃の対象となるのは時間の問題でしょう。ひしひしと迫る破局の予感の中で、アフガニスタンの現状を見て、『この償いをどうしてくれる』と言いたいのが実感です」
(ペシャワール会報NO.78より)

今や対日感情にもかげりが出て、日の丸をつけて用水路を作ることが逆に危険になってきたと中村医師は言う。

 この言葉をココロに刻みつけながら、ゲバ子は、「自分にできることはなんだろう?」と考える。 さらにそこに「しかも自分らしく、楽しく、できることはなんだろう?」と考える。 いまだにそれがわからないまま、こうしてウロウロオロオロしている。これがゲバ子の自戒だ。 議員や首相にメールを出してみたり、ファックス送ってみたり、地元で行われたパレードに参加してみたり、集会行って見たり、デモってみたり。ちょっと黒い服着るのだけは、できませんでした。ゲバ子、派手好きなもので。

で、この前も1月11日に、日比谷で行われた集会に行ってみた。主催がどこかわからいからなんとも言えないが、イラク攻撃はんたーいのときによく見た、「ピース!イマジン!」な若者はいなかった。年輩の方々が多くて、そして、「シュプレヒコール!!」でありました。

あたくし、この「しゅぷれひこーる!!」嫌いじゃありませんの。なんか笑えるから。でやっぱり黙って歩くのはつまらないから。だから「シュプレヒコールはかっこ悪―い」とかほざくオシャレな若者には反対です。 でもこのときのは、「自衛隊行くな!!」とか「公明党よ、平和の党に戻れ!」とか「小泉政権打倒!!」とかの絶叫の嵐で、対話を一切遮断するむなしい攻撃の嵐のシュプレヒコールにほとほと嫌気がさした次第でございます。「一緒に歩こう」というなら、「私はこう思うがどう思う?」と沿道の人に呼びかけるのが筋だろう。

ゲバ子がこの集会とデモに参加したのは、とにかく何か参加したかったから。で、なぜ数少ない仲間を誘わなかったかというと、とはいえ、こうしてある集会に参加してデモをするという「行為」そのものの意義を、(それがたとえ「シュプレヒコール!!」なデモでなくて、「イマジーン オール ザ ピーポー」なデモであったとしても)、人に説得できるものを自分の中に持っていないからである。 つまり、「それがなんになる?」という思いもあるし、それだけがアクションじゃないって思いもあるし、例えば障がいや病気を持った友人はこんなとこに来れないジャン、ってな思いをゲバ子が抱えているからである。

だから1人で歩いた。ゲバを持ちながら。 でもまだ、ウロウロオロオロしながら考えている。自分にできることはなんだろう??

そして、世の中見渡してみれば、当たり前といえば当たり前なのだが、こうして軍事的価値が大きくなってくると、いざというときそれに反対せずに命をかけて協力する「よき国民」が必要である。「よき国民」とは、いざとなったら命をかける従順な「よき男子」と、よき国民を産み、よき国民が憩うよき家庭を守る「よき女子」から構成される。そしてお国ためになる「よき国民」になれない障がい者やホームレスの人や、高齢者は、徹底的に無きものとされる。そして「よき国民」を作るためには、「よき国民」が信じる汚れ無き「よき国家像」が必要である。

今の、教育基本法改正の動きを見よ!!今の、性教育バッシングを見よ!!
今のフェミへのバッシングを見よ!!福祉の徹底的削減を見よ!!「心のノート」を見よ!!
先日、東京都の直営による運営になった東京ウィメンズプラザで、山谷えり子議員やさかもと未明さんらが「ぶっとばせ!ジェンダーフリー!」という講演会が行われたらしいよ。 あんまりだ!!
去年のクリスマスにはフィリピンの元慰安婦裁判の上告が最高裁判所で棄却された。「汚れ無き国家像」にとって過去の行為を直視することは許されないのだ!!

さーて、新年。 ゲバを片手にウロウロオロオロのゲバ子だが、さてどうしよう? 少なくともやたら眉間に皺を寄せて過剰に絶望ぶったり、議論のための議論をしたりはしない!! そしてふしだらに生きます!! オナニーします!! だって、集団の圧力を受けず1人看板で、ふしだらにかまけよっていうのが、リブがフェミがゲバ子にくれた最高にエネルギーのあるメッセージではないかと思うのだ。 今や、ふしだらに生きるのも命がけです! だからこそ、ふしだらにイカせていただきます!!そして、ゲバ子に何ができるのか考えさせてもらいます!! 諸君!! 今年も、夜露死苦!



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「生・美津!!」
VOL.71 [2004/02/28]
「ゲバ子、CDデビュー!!」
VOL.70 [2004/01/31]
「ゲバ子の1・27!」
VOL.69 [2004/01/17]
「年始から夜露死苦!」
VOL.68 [2003/12/27]
「世のフェミ集まれ!」
VOL.67 [2003/12/01]
「土井さん、辻元っさん、川田さんへの連帯を忘れまい!!」
VOL.66 [2003/11/01]
「イラク叩き売り! 後編」
VOL.65 [2003/10/11]
「イラク叩き売り! 前編」
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「ゲバ子‘sホリデイIN八重山」
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