
こんにちは。皆様、いかがお過ごしであられますか。アジ原ゲバ子でございます!
空は高く、雲がたなびき、月は怪しいほどきれいで、ああ秋だなあ、これで寝る前のオナニーに汗することもないかなあ、と思いきや、ものすっごく暑くて残暑が厳しいでございます。
さて、今、ゲバ子が熱病のように夢中になっていること、といえば、優勝を間近に控えた阪神タイガースの応援である。
実は、ゲバ子、大の阪神ファンである。ここ13年ほどである。
思えば、18年前、岡田・掛布・バースなどを擁する阪神タイガースが優勝したとき、関西にいる親戚や近所の人、街全体が狂気乱舞する様を目の当たりにした。ある知り合いのおじさんが、翌日の朝のニュースで再度優勝の瞬間を見て、部屋でぽつねんと座りこみ、六甲おろしを1人で歌い、男泣きに泣いていたのを思い出す。1人の大人の男をオイオイと泣かせてしまう、阪神タイガースとは一体なんぞや、とその時思ったものである。
当時、小学生だった私は、高校野球の「丸刈りで、笑顔で、頑張ります!」な爽やかさが憧れを込めて好きだったから、大好きなテレビ番組のスタートを遅らせるか、あるいはひどい時には、その番組自体がその日なくなってしまうという、傍若無人な力を持つ、かつ当時の私にしてみればオヤジたちが汗流すプロ野球というものが大嫌いであった。
しかし、である。ある頃から猛烈に好きになってしまった。縦しまが、である。
どんなに阪神が弱くても、セ・リーグで最下位でも、シーズン中は必ず球場に1,2回は最低限足を運ぶ。6時に試合開始なら、だいたい4時くらいから行って、練習風景を見て、「今日は○○は調子よさそうだ」などといいながら、ビールを飲み、弁当を食べ、試合が始まれば、趣味の悪い縦しまのハッピなどを着て、メガフォン振り振り大声で応援するのである。そして、点が入るたびに席が隣近所の人たちと握手を交わす。時にはオヤジと愉快に勝利の酒を酌み交わしたりする。
と、ここまで阪神タイガースへの愛を書いてきたが、プロ野球なんていう世界はちっともちっともフェミなんかではない。むしろ、そのプロ野球の主役たちは、限りなく「オヤジ」であり、限りなく「チンコ」であり、限りなく「THE MAN」(MANはエの口でアと発音してください)の世界である。女の入る余地は、ほとんどない。あるとすれば、長島監督付きだった有名な女性の記者か、いずれ選手と結婚する確率の高いアナウンサーか、宿敵ジャイアンツを応援するためにミニスカートで踊るジャビッツメイツ(私は軽くセクハラだと考える)か、である。
だから、正しいフェミから怒られそうである。女子プロが好き、なほうが、なんかフェミっぽいが、阪神ファンです、というと、「男が主役なのになぜ?」とか言われそうである。
これはゲバ子の被害妄想であろうか。
確かに、選手ごとの応援歌や六甲おろし、などは、「THE MAN」な要素にあふれている。
「♪六甲おろしに颯爽と 蒼天翔ける日輪の 青春の覇気うるわしく 輝く我が名ぞ 阪神タイガース! オウ オウ オウ オウ 阪神タイガース フレ フレ フレ ふれ!」
勝利の時に歌う六甲おろしは、ヤンキーばりの漢字の多用と「射精」を連想させる雄叫びから成り立っている。
選手別応援は・・
「♪打球がライトスタンドを ひとまたぎ それ行けチャンスだ金本 燃えろ金本」(金本知憲応援歌)
「 ♪ 関西魂見せてくれ 熱く燃えて吠えろ 日々新たチャレンジ 片岡篤史」(片岡篤史応援歌)
「♪濱中 濱中 ここまで とどかせろ 一発長打 今すぐ ぶちこめ」(濱中おさむ応援歌)
「♪せまりくる速球を 叩きこめ健太郎 歓声を背に受ける 男の雄姿」(関本健太郎応援歌)
「♪燃えろ秀太 根性だ 男の意地だ 突撃 秀太 男の中の男なら お前のバットで決めてやれ」(田中秀太応援歌)
とまあ、こんな風に、「男」や「燃えろ」という要素で成り立ち、さらに、「ぶちこめ」とか「お前のバットで決めてやれ」とか、チンコを連想させる言葉が尽きない。
これを、大声で歌うのだ。もちろん、応援歌を作るのも(この辺はまだ取材をしていない)、応援をスタンドで指揮するのも、「男」である。
嗚呼、なんて「男」な世界!でも、血沸き肉踊らざるをえない。
ゲバ子、一つ、フェミ的なことを言うのなら、実は、野球をやるのも大好きで、自分では肩を生かして3番センターというポジションがいいと思っているのだが、中学でも高校でももちろん、女子野球部はなく(あったとしても丸刈りなら嫌だ。先輩後輩のヒエラルキーが激しいなら嫌だ)、唯一「マネージャー」というポジションがいわゆる女子に残された選択であったが、この「マネージャー」というポジションは、暗黙のうちに「可愛いジョシ」という女の権力者がなるという不文律があり、マニア受け美人であるゲバ子はその資格を無言のうちに剥奪されていた。
それでも大学に入って、今度こそやりたいと思った。しかし、プロ野球と同じ硬式野球にはジョシは入れず、というより、また「マネージャー」という役割しか与えられておらず、しぶしぶ軟式野球を探すも、女子は他ジョシ大出身のマネージャーばかり。唯一、ジョシが過半数を占め、「ジョシはマネージャーです」という記述がないところを覗いてみれば、
その過半数のジョシもまたマネージャーだったのである!! 男1人につきジョシ1人のマネージャー!
ゲバ子が、おずおずと「あの、プレーしたいんです」というと、いい匂いを嗅ぐわせるキレイなジョシが、「女性はマネージャーなんですう」と私に言った。男はというと、チンチクリンなヤツばかりでどう考えても、ゲバ子のほうがいいプレイをすると思ったが、こんなチンチクリンチンコにも1人のジョシがマネージャーでつくというこの構造。ザッツ・男社会、ザッツ・結婚制度っていうかんじなのであるが、こんな経験をもつも、ゲバ子がフェミに出会うのには、あと7年待たねばならなかったということはなんとも皮肉な話である。
こんなわけで、近所の広場でキャッチボールをしたり、バッティング練習をしたりというほかは、もっぽら阪神タイガースのファンとして、阪神タイガースの「THE MAN」な世界にどっぷりとつかることになったゲバ子。
フェミとしてだめだめでも、阪神を応援せずにはいられない。縦しまのユニフォームを着て「オウオウオウオウ」雄叫ばざるおえない。まして、今週は18年ぶりの優勝が係っている。もう、毎日が夢心地である。
さて、話は変わるが、今週は阪神タイガースの18年ぶりの優勝がかかることのほか、ゲバ子の住む町で「エイサー」という沖縄の旧盆にやる太鼓を使った踊りの大会が行われる。
ゲバ子はこのエイサーが大好きで、エイサーの囃子と太鼓の音が聴こえると、文字通り血沸き肉踊るのである。今年は沖縄屈指の実力派の青年会もこの街にやってくるということで、いやがおうにも血がざーっと流れるってなもんである。
しかし以前、あるフェミな人が、「でもエイサーって男踊りなんだよね」と一言言い放ったのを思い出す。そう、エイサーはもう、「男ってかっこよすぎ」なくらい「(沖縄の)男」な踊りである。そりゃそうなんだが、しかし、しかし、である。この社会でありとあらゆる「男」的な「チンコ」的なものを排除していけば、自分の首が絞まっていく。こんなチンコな社会の中で大きくなってしまったゲバ子にとって、チンコのためのものであっても、チンコのみがかっこいいものであっても、それで血沸き肉踊るゲバ子が厳然といるんである。
さて、同志諸君!
「正しいフェミ」的にだめだめでも、嗚呼、ゲバ子、今週はゲバ看板も、ビラも全部阪神一色にして、狂うよ!そして、エイサーも踊るよ!!
嗚呼、血沸き肉踊る!!
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