| VOL.45
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「オムツとマンコのあいだ続編―嗚呼! 悦楽の技術!」
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こんにちは。アジ原ゲバ子でございます。日ごと寒さが募り、ディルドが冷たく冷える今日この頃、皆様はいかがお過ごしであられましょうか。
さて、前回は「オムツとマンコのあいだ」に思いを馳せた。そして、そこで典型的に描かれる、老いてなおチンコ性を失わないチンコ星人が、妻や嫁にやさしーく介護をされながら、女の訪問介護員(ホームヘルパー)にもやさしーく介護されるという形について、ゲバ子が感じる気持ち悪さを書いた。さらに圧倒的に女性が多いこの職業の特色を論じた。
ゲバ子はひょんなことから、訪問介護員2級(ホームヘルパー2級)養成講座に顔を出すことになった。ゲバ子、もとより普段の生活は、100%ゲリラ演説やゲバ描きやビラ張りなどの政治活動に費やしているので、時間はない。それに「福祉」という分野にさほど興味もない。が、「どんな世界が繰り広げられているのか?」という興味はとてもあった。ここにも、そう、ここにもゲバ子のゲバ看作りの情熱を掻き立てるようなことがあるかもしれない・・そういう興味は確かにあったのである。
今、65歳以上の高齢者の「介護」をするにはホームヘルパー2級以上の資格を持っていなければならない。さらに、来年の4月からは障害を持った方の制度がガラリと変わり、新たにホームヘルパーとして「介護」をする場合にはホームヘルパー2級以上の資格が必要とされる。
もともと、ゲバ子が御縁がある障害も持ったマンコ持ちたち・チンコ持ちたちが言っていたのは、「自分たちは地域で生きていく。その地域で介助者を見つけていく。介助者には専門資格は必要なく、利用者との相性やフィーリングが大切で、それは自分たち利用者が育てていけるもの」というものだったので、介助をやる人にホームヘルパー2級資格が必要になるのは介助をやろうとする、あるいは介助を頼める人を制限することになるのでいただけない。
なんだろうねえ?この「ヘルパー2級資格が必要」っての??竹中・チンコ・大臣が、そしてチンコ・小泉が言うような、「努力すれば報われる社会」なんでしょうか??アッハッハである。
「チンコな社会で努力しても報われず、奪われ奪われ尽くしてボロボロになる」のは、マンコ持ちを30年近くやってりゃわかるってもんである。
それに当事者がどんな風に生きていきたいのかの視点を欠いた、そして自分が「大した自分」になるための、「弱き者」を「このわたくし、そうこのあたくしが教え導くー」な「福祉」を学ぶことで資格がとれるなら、高齢者や障害者にとってはたまったもんではない。
ゲバ子も当初、胸にどうしようもない憤りを感じながら、机の横でゲバ看を描いていたものだ。
ところが、講座がすすむにつれ、少しずつではあるが、ゲバ子のココロにいい意味で引っかかることが出始めてきたのである。それは、ある講師の方々の職人芸ともいうべき「技術」を見てからである。
そう、正に職人芸―。
例えば、「傾聴」である。「耳を傾けて熱心に聞き入ること」。
ホームヘルパーを派遣する際に、その家の家族関係を含めた諸事情を聴き、それに基づいた計画を作らねばならないのであるが、当たり前であるが、家庭の中の事情を話したがる人はそういない。そう、この「家庭」という「聖なる」とされる場、「聖なる」ゆえに「血のつながらない人」を排除する排他性ゆえに、
過酷な介護に疲れきり、虐待の状態になっても発見されないのである。児童虐待もしかり。そこで「傾聴」である。とにかく何らかのサインを読み取るため、そしていろんな事情を引き出すため、「ちょっと一緒にお饅頭でも食べませんか」と誘いつつ、「傾聴」する。それを繰り返す。すると、相手の態度が緩んでいくという。
この「傾聴」、やろうと思ってできるものではない。ゲバ子なんざ、長い間、クリトリス肥大症気味でチンコな面もあるので、どうも「傾聴しているやさしい人間の自分」に酔ってしまう。これは結局人の話を熱心に聞いているようで、実は本当は聴いていないのであるが、こういう人、結構多いのではないか?
ゲバ子だけ?やさしさ演出のマンコ持ちやリベラル気取りのチンコ星人に多くないか?
しかし、ゲバ子がびっくりした「傾聴」は、そうではなく、本当に「聴いている」。「あなたのこと、こんなに、こんなに思ってますーーー」な押し付けがましさもなく、そこにたたずみ、ともに座って、同じ空間を共有して、相手の呼吸のペースに合わせながら、「聴く」。足しもせず、引きもせず、「聴く」。時々相手の言葉を捕まえて返して…
あああああ、「聴く」って「聴く」ってこういうこと?!!すっげえええ!!
こんな風にされりゃあ、気持ちよくなってなんだかこっちも話したくなっちゃうってもんだ。職人芸だ、技術だ!!
そして思った。「オンナ向け風俗」に入るであろう、ホストクラブ。さりげなく「男なおれー」をアピールされるホストクラブ。こんなところにビタ一文払う価値はない。
さらに、ベッドメイキングの仕方。
寝たきりの人の場合、なんてことない小さな皺が「ジョクソウ」の原因になる。だからシーツをピーーーーんと張るわけなんだが、ただ手でのばせばいいのではなく、特殊な折り方を施し、対角線と左右上下をひっぱれば、見事ぴーーーーんと張ったシーツが出来上がっていく。しかも、寝たきりの人がベッドにいてもそのままできる。寝たきりの人のカラダを左右どちらかに傾けてもらい、半分ずつ張っていくのだ。そして終わるころにはぴーーんと張ったシーツが出来上がっていく。
ゲバ子の背中の下でゲバ子が何もしないのに、どこにも力を入れないのに、シーツがビシッと伸びていったとき、ゲバ子はなんともいえない悦楽を味わった。ああ、オナニーくらい、気持ちいい。
他にも、「ボディメカニックス」や「運動力学」を利用した介助者にも利用者にも安全で確実で安楽な体位の変え方、パジャマの着せ方、清拭(タオルでのカラダの拭き方)の仕方…・・
ゲバ子は、ココロ惹かれる女性に蒸しタオルで背中をラッピングされ、拭かれ、至福の時を、悦楽の蜜を味わったのである。
あああああ、「技術」、「技術」である!!れっきとした「技術」である!
人を心地よくさせる「技術」である!!
オンナだからできる「気遣い」ではない、家族だからできる「やさしさ」ではない!!これは立派な、正当な対価を支払われるべき「技術」である!!
だからこそ、介護を、オンナが、家族が、抱えてはいけない!!
そして、そんな「技術」は正当で妥当な報酬を受けなければならない!!
もちろん老後のためにびくびくしながら貯蓄をしなくてもよい、安くていい住宅がたくさんあり、障害をもったって子供を産んだって、不幸にも大変にもならないなどの社会保障のシステムなども必要であるが、この人を気持ちよくさせるこの一連の「技術」に大して正当かつ妥当な報酬と待遇を!!
就職のない女子高校生がタウンミーティングで、「就職がない私はどうすればいいか?」と聞いたとき、「ビル・ゲイツになりなさい」と本気で言ったのは
竹中大臣である。「IT産業に雇用創出を」と言っているが、こういう技術にこそ、国はお金を出して、雇用創出のカギにしたらどうだ??あん??
養成講座に集った年齢様々のマンコ持ちたち(若い人も多い)・チンコ持ちたち(結構いる。若い人も定年後の人も)たちと日々過ごし、だんだん笑いや情が行き交うようになって、「うーん、この雑多な感じは小学校の時みたい」と感じつつある今日この頃。この気持ちのいい人たちが心配し、現に悩んでいるのは「食っていけるか?」。しかも子供がいたらさらに、「フルには働けないが食っていけるか?」。
これら気持ちのいいマンコ持ちやチンコ持ちたちが身に付ける技術に正当な妥当な報酬が払われ、どんな働き方(週3日とか4日とか、時間指定とか)でも最低限食べていけるようなシステム、そんなシステムこそ必要ではないか??
そして、さらに思ったのが、実習中何度となく悦楽を味わったゲバ子。ゲバ子思うに、「人を気持ちよくさせる技術」は、生半可なものでなく、まさに「職人芸」!!ゲバ子、ここにゲバ子が欲しい、女向け風俗の原点をみるんである!!
至れりつくせりの気遣いを含めた徹底的に気持ちよくさせてくれる技術!
それにゲバ子はお金を払えるぞ!!!
だから、同士キタハラが言うように、「オレのテクでイカせますー」なチンコ持ち感覚で作った風俗に、嫌悪感と違和感を感じるのである。
あああ、悦楽の技術!!ビブ・ラ・技術!!
同士諸君!!介護・介助の技術を称え、それへの正当な待遇と、そこに携わる人を支えるシステム構築に前進しようではないか!!
そして、その介護・介助の技術を我々オンナ向け風俗の原点としようではないか!!
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