VOL.43 「ゲバ子‘S Holiday」


 こんにちは。アジ原ゲバ子にございます。皆様、いかがおすごしであられましょう か。

 むふふ、むふふふふふ・・。ゲバ子、一週お休みした次第にございます。ゲバ子と しては「自分への夏休み」な気分のつもりが、同士キタハラからすればただのサボ タージュということで、さんざん苦言を呈され、挙句には筆者写真に持出厳禁の写真 が使われ、もうまさに羞恥プレイにございます。

 さて、この夏―。皆様はどのような夏をお過ごしになられましたか。
ゲバ子は、広島と沖縄に行ったのだ。たまたま行こうと思うご縁が重なったというの もあるが、なぜか、今、今だからこそ行っておきたい!!と強く強く思ったのであり ます。

 強く強く思った理由の一つは、有事法制をはじめとする最近の「チンコな武力でバン バン!!」な風潮を前に、きっちんと「戦争」のことを見ておきたい、感じておきた い、触れておきたい、っというつっよいつっよい欲望からである。そして、自ら作り 上げた「敵」から身を守るには「多少武力も必要よねん。現実問題そんなにユートピ アじゃないわん」などとチンケでチンコなインテリのように間違えたくなかったんで ある。

そう、間違えたくなかった。間違えちゃいけないって強く強く思ったんであった。 だから原爆も、集団自決も、基地もぜーんぶぜーんぶ触れておきたかったんである。

 とはいえ、ゲバ子、広島ではこの道30年のおばちゃんのお好み焼きをたらふく食べ たり(間違っても「お好み村」ではない)、原爆ドームを背景にした灯篭流しに胸し めつけられると同時にうっとりしたり、厳島神社で鹿にエサをあげたり、追いかけら れたり・・。

 沖縄では、COCCOではないが、離島で眩暈を覚えるような青の中で魚と泳ぎ、さん ご礁に触れ、それでも水深が深くなり海が薄暗くなると人間が入っちゃいけない魚の 聖域があるのだと肌で感じ、ビキニの上にパレオを着て同士ホシノに気味悪がられ、 琉球村のおばあに庭で咲いているアロエをもらって日焼けを和らげ、おばあの三線に 太鼓や三羽を合わせて打ち興じ、踊り、島豆腐を食べ、ドラゴンフルーツをむさぼ り、雨にふられ、雨を浴び、朝は市場でぼーっとゴーヤジュースを飲みながらおばあ と語り、夜は夜でシマ(泡盛)を飲みながら出会ったばかりのおじさんが弾いてくれ る三線にあわせて唄い、太陽を拝んで、青空に感嘆し、風を感じて、神様がいるって 感じて、魔物に怯えて、エイサーとオリオンビアフェスタのりんけんバンドの生コン サートに文字通り血沸き肉踊り、同士ホシノと抱き合い、夜は夜であったかい気持ち の人たちとシマを飲んでカラオケをして夜がふけていく・・。

 そんな中で、ゲバ子はなんだか余分なものが殺ぎ落とされて、「嬉しい」とか「悲 しい」とか「寂しい」とか「楽しい」とか「怖い」とか「おいしい」とか「気持ちい い」とか、ゲバ子は確かにここにいるぞっていうただの「存在」一つになるような感 覚を覚え、いまさらながら思うのは、頭でっかちだな、ゲバ子、ってことであった。 考えたり、読んだり、書いたり、ゲバったり、そういうことも大事だけど、少なくと もゲバ子には大事なんだけど、それに頼りすぎてなかったかってことであった。 そして、ゲバ子はその名の通り、この何年間かゲバゲバゲバってきたわけであるが、 「アンチ」のゲバ活動に没頭しすぎていなかったか、ということであった。

以前、優生保護法改悪反対運動などを、自らも障害をもち女性障害者という視点で やってきた方が、ゲバ子に言った言葉がある。
「国会にも毎日傍聴に行ったりしたよ。自分の存在や命を脅かす政策を変えていくっ てことってそれはそれで大事。でもね、それはアンチなの。創造じゃない。私にとっ てピアカウンセリング(当事者同士のカウンセリング)が創造。体力的な問題もあっ て国会には行かなくなったけど私が本当にやりたいことはできてるの。だから満 足。」

ゲバ子にとって、オナニーも、ゲバ活動も、創造だ、とも言える。「アンチ」の面も 大きかった、とも言える。
でも、「創造だ」と捕らえなおして、もっともっと「楽しい」「気持ちいい」という 感覚を慈しんで、もっともっと「気持ちいい」ように「楽しい」ように創造、創造、 創造していって、自分を解放、解放、解放していきたい、って思ったのである。

あ、初心に戻った!!そうだ、性解放!!
自慰連合の前文宣言にもある、「性解放!!」。
嗚呼、ゲバ子はこの「性解放」の言葉を新たな悦びをもって抱きしめよう!!
そしてヘルメットで少し重くなった頭をすこし解きほぐそう!!
神様のいないこの町で、チンコ星人が巣食うこの町で、どれだけできるかわからない けど。

そして「存在」一つになったゲバ子が、広島と沖縄で感じたもう一つのことー。 それは、戦争はまだ続いているってこと。今、ここに、この時間に、悲しみや傷や苦 しみがあるってこと。それが、広島で出会った人や、沖縄南部の重くにごった海や、 どこまでも続く基地が教えてくれたことである。言葉にすると陳腐だが、感じたんで ある。
このご報告はまた後ほどーーー。

同士諸君!!それでもゲバ子はゲバることをやめはしない!というか、できない!! 嗚呼、でも、今こそ、この「性解放」という響きを新たな悦びをもって迎えたいんで ある!!
ヘルメットで思い頭を解きほぐし、真の解放へ向けて「創造」をしていくために!! !
今回は初心を綴るということで書初めをお送りする!!
これを、阿嘉島とシマとおばあとエイサーとゲバ子が愛する全てのものに捧ぐ!!
たっくさんの愛をこめて!!



INDEX
VOL.72 [2004/04/10]
「生・美津!!」
VOL.71 [2004/02/28]
「ゲバ子、CDデビュー!!」
VOL.70 [2004/01/31]
「ゲバ子の1・27!」
VOL.69 [2004/01/17]
「年始から夜露死苦!」
VOL.68 [2003/12/27]
「世のフェミ集まれ!」
VOL.67 [2003/12/01]
「土井さん、辻元っさん、川田さんへの連帯を忘れまい!!」
VOL.66 [2003/11/01]
「イラク叩き売り! 後編」
VOL.65 [2003/10/11]
「イラク叩き売り! 前編」
VOL.64 [2003/09/26]
「ゲバ子の乳房もゲバ子のもの!」
VOL.63 [2003/09/12]
「血沸き肉踊る今週末!」
VOL.62 [2003/08/30]
「ゲバ子‘sホリデイIN八重山」
VOL.62 [2003/08/30]
「ゲバ子‘sホリデイIN八重山」
VOL.61 [2003/08/18]
「黙祷?!」
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